GMOインターネットグループは、すべてのパートナー(従業員)がAIを活用できる人材となり、削減した時間でよりクリエイティブで知的な業務に専念することによって、AIを活用した各種プロダクトやサービスの開発を加速させるべく、「GMO BRAIN AI プロジェクト」を開始したことを、7月17日に発表した。
同社は、「AIで未来を創るNo.1企業グループへ」という目標を掲げて生成AIの活用を進めており、2024年6月時点でグループ全体において月間約13万2000時間の業務時間削減を実現している。
「GMO BRAIN AI プロジェクト」は、こういった取り組みのさらなるステップとして行われ、12月を目途に全パートナーに向けてプロジェクトの第1弾となる、社内向けAIの提供開始を予定している。
同社は、AI活用による業務効率化の次なるステップとして、
- 創出した時間を活用した、提供サービスの質の向上
- 「AIがやるべきこと」と「人がやるべきこと」の明確な区分け
- AIを最大限活用できる「目利き力」を持った人材の育成
という目標を掲げており、これらの目標を達成するには適切なアドバイスや意思決定のサポートを担う「相談役」が不可欠であることから、グループ内の知見と意思決定プロセスを学習させたAIをすべてのパートナーに対する「相談役」と位置づけ、これを利用することで「AIで未来を創るNo.1企業グループ」の実現を目指す。
同プロジェクトの最初のステップとしては、オープンソースのLLMを活用してGMOインターネットグループが大切にし、実践を重ねている「GMOイズム」をAIに学習させる。GMOイズムは、GMOインターネットグループが掲げる不変の目標「スピリットベンチャー宣言」をはじめ、リーダーの心得、勝利の法則などをまとめたものであり、全パートナーが定期的に唱和し、心に刻み込み、実践し、コーポレートキャッチである「すべての人にインターネット」を実現するための指針となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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