米Amazon Web Services（AWS）は、リレーショナルデータベース管理システム「MySQL」で使えるODBC（Open Database Connectivity）ドライバを17日（現地時間）を公開した。このドライバはGNU General Public License version 2で公開しているオープンソースソフトウェアであり、GitHubレポジトリではソースコードのほかに、Linux版、macOS版、Windows版のインストーラーをダウンロードできる。
今回AWSが公開したドライバは、米Oracleが配布している標準的なドライバとは異なるもので、AWSが主体となってオープンソースで開発したものだ。MySQLだけでなく、AWSが提供しているデータベースサービスである「Amazon RDS（Amazon Relational Database Service）」や「Amazon Aurora」（どちらもMySQL互換エンジンを選ぶ必要がある）でも利用でき、「AWS Secrets Manager」や「AWS IAM（AWS Identity and Access Management）」を利用した認証に対応する。
AWSによると、今回公開したドライバはデータベースサーバーのクラスタの構成と状態を監視し、スイッチオーバーやフェイルオーバーにかかる時間を、Oracleが配布しているドライバに比べて数秒から数十秒短縮するという。
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CodeZine編集部（コードジンヘンシュウブ）
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