Amazon Web Servicesは、同社が生成AI活用を促進すべく提供している、オープンソースのサンプルアセット「generative-ai-use-cases-jp(GenU)」に、2024年11月に追加された新機能である、ノーコードの生成 AI アプリ開発環境「ユースケースビルダー」について、1月16日付の公式ブログ投稿にて紹介している。
GenUは、aws-samplesで公開されている生成AIアプリケーションのサンプル実装で、オープンソースライセンスで提供されており、アプリケーションを無料で迅速にAWSアカウント上に構築できる。AWSやITの知識なしで簡単に展開可能な方法が用意されているため、すぐに利用を始められる。
アプリケーションはAWSのサーバレスサービスを中心に構築され、使った分だけの従量課金なので、小さく始めて数千人規模の全社展開にも設定を変更することなく対応できる。
GenUに新たに追加されたユースケースビルダーは、シンプルなプロンプトのみでカスタムユースケースの構築を可能にする機能で、GenUで提供するアプリケーションを改造するために従来必要だった、フロントエンドフレームワークであるReactの知識なしでの、アプリケーションの改造を実現している。
ユースケースビルダーでは、プロンプト内に2つの中括弧「{{}}」によるプレースホルダを使って、ノーコードで利用者向けのインプットフォームを作成できる。現時点では、自由記述のテキストフォームとファイル添付に対応し、KendraやKnowledge BaseといったGenUで対応しているデータソースとの連携も可能となっている。また、今後のアップデートによって、利用できる入力フォームの種類の拡張も予定する。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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