完成したアプリのアイコンを設定しよう
いよいよ完成間近です。最後にアプリのアイコンを設定していきます。
ナビゲーターエリアのAssets.xcassets
を選択し、さらにAppIcon
を選択します。すると、Any Appearance
、Dark
、Tinted
というラベルが表示された枠が表示されます。

それぞれのアイコンは次のような状況で使用されます。
表示スタイル | 説明 |
---|---|
Any Appearance | 通常のアイコン |
Dark | ダークモード時に使用されるアイコン |
Tinted | 色合い調整時に使用されるアイコン |
サンプルファイルにあるAppIcons
フォルダから、それぞれのアイコン画像を設定してください。Tinted
に関しては用意をしてないため、Any Appearance
と同じ画像を設定してください。
次のように設定できていれば完了です。

iOS シミュレーターでの確認方法
アイコンが反映されているかiOS シミュレータで確認します。まずは、MyAppCollectionApp.swift
で一番最初に表示されるView
を、今回作成したMyAppListView
に変更します。
import SwiftUI @main struct MyAppCollectionApp: App { var body: some Scene { WindowGroup { // ここを変更↓ MyAppListView() } } }
後は、これまでと同様にXcodeの実行ボタンを押して、iOS シミュレーターを起動します。

iOS シミュレーターを起動すると、アプリの画面が表示されます。まずは完成したアプリを触ってみてください。アプリのアイコンを確認するには、ホーム画面に戻る必要があるため、シミュレーター上部のホームボタンを押します。

ホーム画面が表示されると、アプリのアイコンが設定したアイコンになっているのが確認できます。

ダークモードのアイコンを確認する方法
iOS 18からアプリのアイコンの表示スタイルも変更できるようになりました。最後にダークモードのアイコンの表示も確認しておきます。
-
ホーム画面で長押しすると、アイコンが揺れて、左上に
編集
ボタンが表示されます -
表示されたメニューで
カスタマイズ
を選択します -
シミュレーター下部のダークを選択すると、アイコンがダークモード設定に変更されます
以上で8回の連載で作ったミニアプリをまとめたミニアプリリストアプリの完成です。本当にお疲れ様でした!
まとめ
8回の連載を通じて、Swiftの基本やSwiftやSwiftUIを使ったアプリ作成を学びました。
この連載では、アプリを作る楽しさをまず知ってもらいたいという想いがあり、ところどころ詳細な説明を省いたところもありました。もっと深く知りたいと自分で思った時が一番理解が深まる瞬間だと思いますので、ぜひその時には自身で調べて理解を深めてみてください。
まだまだこの連載で学んだことは初めの第一歩にすぎません。今回触れていないiPhoneの持つさまざまな機能やAPI通信を活用したアプリなど、楽しいことがたくさん待ち受けています。
ぜひ、これを機会に自分だけのアプリ作りにチャレンジしてもらえれば嬉しいです。
もう少しチュートリアルをやってみたい方は、Apple 公式のSwiftUIチュートリアルもありますのでこちらもチャレンジしてみてください。
