SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Azureのクラウド環境でDevOpsを実現する「Azure DevOps」入門

Azure DevOpsとは? サービスの概要をつかみ、プロジェクトを作成する

Azureのクラウド環境でDevOpsを実現する「Azure DevOps」入門

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Azure DevOpsの組織とプロジェクトを作成してみよう

 それでは実際にAzure DevOpsのリソースを作成していきましょう。まずは各サービスを利用するためのスペースである「組織」と「プロジェクト」を作成していきます。

DevOps組織とプロジェクトの作成

 WebブラウザからAzureポータルにログインし、画面上部の検索ボックスで「devops」と入力します。候補として表示される「Azure DevOps organizations」を選択します。

図1:Azure DevOpsの検索
図1:Azure DevOpsの検索

 Azure DevOpsのスタートページが表示されるので、「My Azure DevOps Organizations」のリンクを選択します。

図2:Azure DevOpsのスタートページ
図2:Azure DevOpsのスタートページ

 リンクを選択するとAzure DevOpsのサイトの組織一覧画面が別タブで表示されます。まだ組織を作成したことがない場合、以下の画像のように画面右側に組織が何も表示されていない状態になるかと思います。

図3:Azure DevOpsの組織一覧画面
図3:Azure DevOpsの組織一覧画面

 画面右側に表示されている「Create new organization」ボタンを選択することで、組織を新規作成します。

図4:組織の新規作成画面(1)
図4:組織の新規作成画面(1)

 はじめに利用規約の同意画面が表示されるので、内容を確認し問題なければ「Continue」を選択します。またこの際にAzure DevOpsや他のMicrosoft製品に関する情報をメールで受け取りたい場合は、チェックボックスにチェックを入れます。

図5:組織の新規作成画面(2)
図5:組織の新規作成画面(2)

 次に組織に関する情報を入力する画面が表示されます。「Name your Azure DevOps organization」の項目では新規作成する組織の名前を入力します。「dev.azure.com/」以降の名称を、Azure上で一意となるもので設定します。

 「We'll host your projects in」の項目は組織内に作成するプロジェクトをどのロケーションにホスティングするかを選択して「Continue」ボタンを選択します。なお画像認証の入力を求められる場合があるため、その際は表示されている文字を入力してください。

図6:プロジェクトの新規作成画面
図6:プロジェクトの新規作成画面

 しばらく待つと組織の作成が完了します。そのまま続けてプロジェクトの新規作成画面が表示されるので、プロジェクトの情報を入力していきます。「Project name」には組織内で一意となるプロジェクト名を入力します。

 「Visibility」はプロジェクトの公開範囲を設定するものです。「Public」は誰でもプロジェクトへのアクセスが可能となります。そのためOSSプロジェクト等不特定多数のメンバーが関わるプロジェクトに適しています。「Private」は管理者がアクセス権を付与したメンバーのみがアクセスできるため、企業等におけるプロジェクトでは通常こちらを選択することになるかと思います。

 今回は「Private」を選択します。最後に「Create project」をクリックしてプロジェクトの作成を完了します。

 少し待つとプロジェクトの作成が完了し、プロジェクトのトップ画面が表示されます。

図7:プロジェクトのトップ画面
図7:プロジェクトのトップ画面

 左側のメニュー欄には、先ほど紹介したBoardsやReposなど、Azure DevOpsに含まれる各サービスへのリンクが表示されています。そのためプロジェクトのトップ画面はAzure DevOpsの各サービスを操作・確認するポータルサイトとして機能します。このページをブックマークに登録しておくと便利です。

次のページ
Azure Boardsとは?

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

WINGSプロジェクト 秋葉 龍一(アキバ リュウイチ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/20936 2025/02/14 11:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング