Azure DevOpsの組織とプロジェクトを作成してみよう
それでは実際にAzure DevOpsのリソースを作成していきましょう。まずは各サービスを利用するためのスペースである「組織」と「プロジェクト」を作成していきます。
DevOps組織とプロジェクトの作成
WebブラウザからAzureポータルにログインし、画面上部の検索ボックスで「devops」と入力します。候補として表示される「Azure DevOps organizations」を選択します。
![図1:Azure DevOpsの検索](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20936/20936_001.png)
Azure DevOpsのスタートページが表示されるので、「My Azure DevOps Organizations」のリンクを選択します。
![図2:Azure DevOpsのスタートページ](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20936/20936_002.png)
リンクを選択するとAzure DevOpsのサイトの組織一覧画面が別タブで表示されます。まだ組織を作成したことがない場合、以下の画像のように画面右側に組織が何も表示されていない状態になるかと思います。
![図3:Azure DevOpsの組織一覧画面](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20936/20936_003.png)
画面右側に表示されている「Create new organization」ボタンを選択することで、組織を新規作成します。
![図4:組織の新規作成画面(1)](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20936/20936_004.png)
はじめに利用規約の同意画面が表示されるので、内容を確認し問題なければ「Continue」を選択します。またこの際にAzure DevOpsや他のMicrosoft製品に関する情報をメールで受け取りたい場合は、チェックボックスにチェックを入れます。
![図5:組織の新規作成画面(2)](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20936/20936_005.png)
次に組織に関する情報を入力する画面が表示されます。「Name your Azure DevOps organization」の項目では新規作成する組織の名前を入力します。「dev.azure.com/」以降の名称を、Azure上で一意となるもので設定します。
「We'll host your projects in」の項目は組織内に作成するプロジェクトをどのロケーションにホスティングするかを選択して「Continue」ボタンを選択します。なお画像認証の入力を求められる場合があるため、その際は表示されている文字を入力してください。
![図6:プロジェクトの新規作成画面](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20936/20936_006.png)
しばらく待つと組織の作成が完了します。そのまま続けてプロジェクトの新規作成画面が表示されるので、プロジェクトの情報を入力していきます。「Project name」には組織内で一意となるプロジェクト名を入力します。
「Visibility」はプロジェクトの公開範囲を設定するものです。「Public」は誰でもプロジェクトへのアクセスが可能となります。そのためOSSプロジェクト等不特定多数のメンバーが関わるプロジェクトに適しています。「Private」は管理者がアクセス権を付与したメンバーのみがアクセスできるため、企業等におけるプロジェクトでは通常こちらを選択することになるかと思います。
今回は「Private」を選択します。最後に「Create project」をクリックしてプロジェクトの作成を完了します。
少し待つとプロジェクトの作成が完了し、プロジェクトのトップ画面が表示されます。
![図7:プロジェクトのトップ画面](http://cz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/20936/20936_007.png)
左側のメニュー欄には、先ほど紹介したBoardsやReposなど、Azure DevOpsに含まれる各サービスへのリンクが表示されています。そのためプロジェクトのトップ画面はAzure DevOpsの各サービスを操作・確認するポータルサイトとして機能します。このページをブックマークに登録しておくと便利です。