ディープコアは、20〜50代のビジネスパーソンを対象に実施した、「AIエージェントについての調査」の結果を2月7日に発表した。同調査は1月24日に行われ、600件の有効回答を得ている。
調査対象者に生成AIの利用状況について尋ねたところ、「業務で利用している」という回答が25.9%に達した。企業規模別でみると、大企業に所属する人の利用率は45.9%に達し、年代別では50代の利用率がもっとも低い。
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生成AIを「業務で利用している」と答えた人に、生成AIをどのような業務で利用しているかを尋ねた質問(複数回答)では、「文章の作成、推敲」(60.0%)がもっとも多く、「情報収集」(53.6%)、「データ分析」(45.8%)がそれに続いた。
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同じく、生成AIを「業務で利用している」と答えた人に、生成AIを業務で活用する際に感じる課題について尋ねたところ(複数回答)、「出力結果の正確性(ハルシネーション)」(45.8%)が最多となっている。
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すべての調査対象者に、AIエージェントを知っているかを尋ねた質問では、「まったく知らない」が約半数を占めた。企業規模別でみると、大企業に所属している人の利用率は20.4%に達している。
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AIエージェントへの活用意欲については、約半数が「ある」と答えており、企業規模別では大企業に所属している人の7割近くが活用意欲が「ある」と回答した。
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AIエージェントがどのような業務に役立つと思うかを尋ねたところ(複数回答)、「ルーティン業務の自動化」(36.5%)がもっとも多く、以下「レポート・文書の自動作成」(28.5%)、「高度・複雑なデータ分析」(23.8%)が続いている。一方で、「新規事業やプロジェクトのアイデア創出」や「開発業務の自動化」といった創造的・専門的な業務を挙げる回答はわずかだった。
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AIエージェントの活用を進める上での障壁を尋ねた質問(複数回答)では、社員のスキル不足」(32.5%)、「コストが高い」(31.8%)、「セキュリティやプライバシーへの懸念」(26.8%)が上位を占めている。
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AIエージェントの活用による期待効果について尋ねたところ(複数回答)、「業務効率化」(59.9%)が最多となり、「コスト削減」「従業員満足度の向上」がそれに続いた。
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AIエージェントはビジネスシーンに普及すると思うかを尋ねた質問では、「とても思う」と「やや思う」を合わせた割合が6割に達している。
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AIエージェントが普及すると、業務のあり方にどのような変化が起こると思うかを尋ねたところ、「業務効率化が進む」(39.2%)がもっとも多く、「不要な業務が削減される」(33.0%)、「新しい業務や役割が生まれる」(23.5%)がそれに続いた。
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