米GitLabは、Amazon Web Services(AWS)上の「GitLab Ultimate Self-Managed」のユーザー向けバンドルとして利用可能な、統合ソリューション「GitLab Duo with Amazon Q」の一般提供を、4月22日に発表した。
今回の、GitLab Duo with Amazon Qの一般提供によって、Amazon Qのソフトウェア開発エージェントがGitLab DevSecOpsプラットフォームに直接組み込まれ、ソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたる複数のステップが必要な、複雑な作業をスムーズに進められるようになる。
GitLab Duo with Amazon Qは、Amazon Q DeveloperとGitLab Duoの既存機能である、コードの補完と説明、チャット、脆弱性の説明と修正、根本原因分析機能などを組み合わせることで、開発における以下のような重要課題の解決を支援する。
- 自律型の機能開発:社内の開発基準に準拠しつつ、要件の分析、実装の計画、マージリクエストの生成によって、新機能のアイデアをイシューの段階からマージ可能なコードへと、数分で変換できる
- レガシーコードベースのモダナイゼーション:Java 8やJava 11をはじめとするレガシーコードベースのコードリファクタリングプロセスを自動化し、包括的なアップグレード計画を作成して明確な監査証跡付きの文書化されたマージリクエストの生成によって、アプリケーションの迅速なモダナイズを可能にする
- セキュリティ脆弱性の修正:脆弱性の説明、根本原因分析、提案されたコード変更へのワンクリック修正といった機能を提供し、脆弱性の修正にかかる時間を短縮する
- 品質保証の改善:アプリケーションロジックの解析によるコードレビュー自動生成によって、手動でのレビュー作業の負担を軽減して、テストカバレッジと品質の安定性を高める
- コードレビューの最適化:コード内でのフィードバック、改善案の提案、セキュリティやパフォーマンスに関する考慮事項の指摘を通じて、コードレビューサイクルの効率を高めて、高品質なコードのマージをサポートする
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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