ギャプライズは、2025年4月国内ネット通販事業者のECサイト表示速度ランキングを、4月22日に発表した。
今回の調査は、通販新聞社が発表した「第83回通販・通教売上高ランキング」上位300社のうち、月間トラフィックが10万以上の日本国内サイトを対象にギャプライズがGoogle社のChrome ユーザー エクスペリエンス レポートの公式データセットを使用して実施。
調査の結果、対象274サイトのうち約73.0%(200サイト)がLargest Contentful Paint(以下、LCP)2.5秒以内を達成していた。
LCPとは最大視覚コンテンツの表示時間の略で、Googleが定めたウェブ重要指標の一つ。ページの読み込み開始から2.5秒以内にLCP要素が表示されればユーザー体験は良好であり、4秒を超えるとユーザー体験が低いと判断される。
業界最大手のアマゾンも、直近2カ月でLCPを改善しており(2月:1.857秒 → 3月:1.708秒 → 4月:1.671秒)、表示速度の向上が重要なテーマであることを示唆している。そのほか、資生堂パーラーやイトーヨーカドーネット通販といった企業で改善が見られた。

特に、イトーヨーカドーネット通販はLCPのほかに、クリック、タップ、キーボード操作に対するページの全体的な応答性を評価するための指標であるInteraction to Next Paint(以下、INP)でも大幅な改善を見せた。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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