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Excelマクロによる、seleniumテストケースの自動生成

Excelマクロによる、seleniumテストケースの自動生成(2)

すぐ使える!seleniumテストケース生成マクロ

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画面キャプチャのファイル名(ひと工夫)

 PageSaverでは、ファイル名にタイムスタンプや、画面のタイトルなどを指定できます。上記設定例では、画面のタイトル(%t)を指定しています。

 しかし、1ケースあたり複数の画面キャプチャを取得したり、さらに複数のテストケースを一括実行すると、どの画面キャプチャファイルがどのテストケースのものなのか識別が難しくなります。もしも、case1_1.jpg、case1_2.jpg(ケース1の1枚目、2枚目)のように指定できると一目瞭然ですね。

 そこで、画面タイトルをcase1_1、case1_2のように書き換えるJavaScriptをマクロに追加しました(キャプチャコマンドの後はタイトルが書き換わるため、verifyTitleコマンドの意味がなくなります。verifyTitleコマンドは遷移した時点で行えばよいです)。

 タイトル変更コマンドは以下のようになります。マクロで埋めこみます。ただし、Firefoxで複数タブを開いているときはファイル名に反映できません。1ウインドウで1ページ表示した状態で実行してください。

コマンド 対象
storeEval javascript{window.top.frames[0].document.title='case8_1';true;} なし
図5:取得した画面キャプチャファイル
図5:取得した画面キャプチャファイル
 実際のサンプルマクロではさらにJavaScriptに、IDEをサイドバーで開いたとき/ポップアップで開いたときの判定を入れています。
 

サンプルマクロについて

 改修、再配布は自由です。もし便利機能の追加などがありましたら、この記事にコメントとリンクを残してください。

おわりに

 いかがでしたでしょうか?このようにExcelマクロ(VBA)を利用することで、試験ドキュメント作成からseleniumテストケース生成とテスト実施までを、グッと短縮できることがお分かりいただけると思います。もちろん試験設計の全てのニーズを満たすことはできないので、間に人手を介することもあるでしょう。みなさんの試験ニーズに合わせてテストケース自動生成マクロを作成してみてください。

 次回はassert系コマンドを組み込む場合の例などを紹介する予定です。

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この記事の著者

中谷 泰敏(ナカタニ ヤストシ)

web系のシステムエンジニア。seleniumは2007年から利用。便利なものをもっと便利に。メール:yasutoshi.jpあっとgmailドットcom

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/2409 2008/09/05 11:27

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