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Seamアプリケーション開発のためのJBoss Toolsのセットアップ

手取り足取りチュートリアルで新たなツールを手に入れる

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最初のSeamプロジェクトの作成

 新しいSeamプロジェクトを作成するためには、New Seam Web Projectウィザードを起動する必要があります(図6を参照)。これは少し紛らわしい名前です。というのも、このプロジェクトにはWeb部分だけでなく、EJB、EARコンフィグレーション、および単体テストをホストするために必要なプロジェクトもすべて含まれるからです。

図6 New Seam Web Projectウィザード。新しいSeamプロジェクトを作成するためには、このウィザードを起動する必要があります。
図6 New Seam Web Projectウィザード。新しいSeamプロジェクトを作成するためには、このウィザードを起動する必要があります。
著者注
 プロジェクト名にダッシュ(-)を使用しないでください(たとえば「devx-seam」などは不可)。私はダッシュを使用してデプロイ例外を受け取りました。そのため、${PROJECT_ROOT}/resources/<project name>-ds.xmlファイルを開き、Entity Managerのデフォルト名を変更しなければなりませんでした。

 最初のプロジェクトを作成する前に、いくつかの準備ステップを実行しなければなりません。最初のステップは、使用するアプリケーション/Webサーバー(ここではJBoss)のための新しいランタイムを作成することです(図7を参照)。

 次に、このランタイムを使用して、実際のサーバーのコンフィグレーションを作成する必要があります(図8を参照)。JMXコンソールにアクセスするためには、管理者のユーザー名/パスワードが必要になります(JBossでのデフォルトはいずれも「admin」です)。

図7 New JBoss Runtimeウィザード。このウィザードで、使用するアプリケーション/Webサーバーのための新しいランタイムを作成します。
図7 New JBoss Runtimeウィザード。このウィザードで、使用するアプリケーション/Webサーバーのための新しいランタイムを作成します。
図8 New JBoss Serverウィザード。すでに指定したランタイムを使用して、実際のサーバーのコンフィグレーションを作成する必要があります。
図8 New JBoss Serverウィザード。すでに指定したランタイムを使用して、実際のサーバーのコンフィグレーションを作成する必要があります。

 ウィザードは新しいSeamランタイムの作成も求めてきますが、これはSeamライブラリのローカルインストールを指します(図9を参照)。意外なことに、このランタイムはJBoss Toolsの基本バージョンに含まれていません。私の場合、Seam 1.2.1とJBoss 4.2.2の組み合わせでデプロイの問題があったので、最新のSeam 2.0.1ランタイムで大部分のテストを行いました。

 これが終われば、プロジェクトの初期セットアップが完了します(図10を参照)。

図9 New Seam Runtimeウィザード。
図9 New Seam Runtimeウィザード。
図10 新しいSeam Web プロジェクトのセットアップの完了。プロジェクトの初期セットアップは、このようになるはずです。
図10 新しいSeam Web プロジェクトのセットアップの完了。プロジェクトの初期セットアップは、このようになるはずです。

 しかし、Seamにはデータベースから新しいエンティティ(およびそれらのメンテナンスページ)を自動的に作成する機能があるので、プロジェクトのJPA Entity Managerのデータベース接続を定義する必要があります。この要件を満たすための最初のステップは、使用するデータベースドライバを定義することです(図11を参照)。目的のドライバをローカルにダウンロードしていることを確認してください(私の場合、これはMySQL JDBCドライバです)。

 次のステップは、開発データベースの実際の接続の詳細を指定することです(図12を参照)。

図11 データベースドライバのセットアップ。プロジェクトのJPA Entity Managerのデータベース接続を定義する必要があります。
図11 データベースドライバのセットアップ。プロジェクトのJPA Entity Managerのデータベース接続を定義する必要があります。
図12 データベース接続の詳細のセットアップ。開発データベースの実際の接続の詳細を指定する必要があります。
図12 データベース接続の詳細のセットアップ。開発データベースの実際の接続の詳細を指定する必要があります。

 この時点で基本プロジェクトが作成されているはずです。メインプロジェクトノードを右クリックし、[Run]→[Run on Server]を選択してプロジェクトをサーバーにデプロイし、Eclipse IDE内で統合ブラウザを開き、新しいWebアプリケーションの基本開始点であるログインページを表示してください。

 新しいSeamプロジェクトを作成するときには、プロジェクトのEJB部分にアプリケーションエラーが表示されることがあります。その場合は、ワークスペースをcleanして再コンパイルすることで、この問題を修正してください。

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japan.internet.com(ジャパンインターネットコム)

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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Jacek Furmankiewicz(Jacek Furmankiewicz)

Compuware Corporation of Canadaの上級開発者/設計者。UNIX、PowerBuilder、C#/Microsoft .NET、Java、PHP、Microsoft SQL Server、OracleなどでITの専門家として12年の経験がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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