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【Google Developer Day 2008】次世代Webのキーワードは「3つのC」

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Connectivity-「Android」

 コネクティビティを実現する製品としてはモバイルプラットフォーム「Android」が該当する。Google本社モバイルプラットフォームシニアディレクターのAndy Rubin氏によって製品デモが行われた。

Andy Rubin氏
Andy Rubin氏

 製品デモはデバイスにかけられたキーロックを外すところから始まった。通常、モバイル製品などはパスワードによるロックでセキュリティ保護を行うが、Androidは自分でパターンを決めておき、そのとおり画面をなぞることでロックを解くことができる。

9箇所のポイントをタッチする順番を指定することで、自分でロックを決められる
9箇所のポイントをタッチする順番を指定することで、自分でロックを決められる

 Androidは、基本的にタッチパネルを通じて動作する。数画面分のワークスペースがあり、画面をスライドさせながら簡単に遷移することができる。アプリケーションもアイコンをクリックして起動するほか、起動中のアプリケーションはタスクバーに表示されるなど、完全なマルチタスク機能を持っている。

Androidはタッチパネルで操作する
Androidはタッチパネルで操作する
バックグラウンドでは数画面分のワークスペースが広がっており、指で画面をスライドさせながら切り替えることができる。背景もスライドするため、直感的に複数のワークスペースを理解しやすくなっている
バックグラウンドでは数画面分のワークスペースが広がっており、指で画面をスライドさせながら切り替えることができる。背景もスライドするため、直感的に複数のワークスペースを理解しやすくなっている

 WebブラウザはWebkitを内蔵、通常のPCと同じようにWebブラウジングが楽しめる。3Gのネットワークに対応しており7.2Mbpsでの通信が可能となる。クリックすることで拡大縮小でき、画面を指でスライドさせてスクロールする。

拡大縮小をしながらWebサイト内を見回せる
拡大縮小をしながらWebサイト内を見回せる

 また、さまざまなアプリをインストールすることができ、それぞれを連携させることも可能となっている。例えば住所録に登録する顔写真を選ぶ際、アルバムソフトを起動すると、内蔵されている顔認識ソフトと連携し、自動的に顔の部分を切り取るため、顔写真を簡単に住所録に組み込むことができる。

内蔵の顔認識ソフトが自動的に人物の顔を判別する
内蔵の顔認識ソフトが自動的に人物の顔を判別する

 さらに、住所録から住所を選択すれば、Googleマップが起動する。地図は3Dのマップで表示されているが、モードを切り替えることでストリートビューを表示させることもできる。

 ストリートビューで面白いのはデバイスを傾けることで、表示される画像の向きも切り替わる点だ。デバイスの内部に電子コンパスが内蔵されており、その値を読み取りながら画像表示を切り替えていくという。

デバイスを傾けることで、上を向いた画像を表示させることもできる
デバイスを傾けることで、上を向いた画像を表示させることもできる

 最後にRubin氏はAndroidを開発する理由について、「ソフトウェア開発者にモバイル上で動作する多くのアプリケーションを開発して欲しいと思ったからだ」と述べ、「今後、どんなアプリケーションが出てくるか非常に楽しみにしている」と締めくくった。

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Cloud-「Google App Engine」

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この記事の著者

飯岡 幹雄(編集部)(イイオカ ミキオ)

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/2635 2008/06/10 16:48

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