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第9回CodeGearデベロッパーキャンプ開催、「Delphi/CodeGear製品の今後は?」

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2008/06/12 16:10

ツールベンダーCodeGearは、都内で開発者向けイベント「第9回CodeGearデベロッパーキャンプ」を開催した。

 ツールベンダーCodeGearは12日、都内で開発者向けイベント「第9回CodeGearデベロッパーキャンプ」を開催した。午前の部では、CodeGearとエンバカデロ社合併の件と、今後のCodeGear製品の展開についてオープニングセッションが行われた。

エンバカデロのCodeGear買収について

 もともとボーランド社の子会社だったCodeGearは、今年5月にエンバカデロ(Embarcadero)社に買収されることが決定した。今回のデベロッパーキャンプでは、CodeGearデベロッパーリレーションズのアンダース・オルソン氏より、合併のメリットについて説明がされた。

アンダース・オルソン氏
アンダース・オルソン氏

 この中でオルソン氏は、両社の合併が目指すものとして「世界最大の独立系ツールベンダーになる」という姿を示した。ワールドワイドで展開する両社は、750万人以上の参加者がいるデベロッパーコミュニティを持っている。加えてオルソン氏は、「特定のプラットフォームに縛られない独立系ベンダーという強みがある。多くのプログラミング言語、アプリケーションサーバ、データベース、OSをサポートすることができる」と述べた。

 また、「データベース系製品に強いエンバカデロ」と「アプリケーション開発に強いCodeGear」の合併ということで、重複する分野が少なく、相互補完する形でシナジー効果が期待できる。両社が持つ製品群を組み合わせ、バンドル製品を提供していくといった、新たな展開も計画されているという。

 今後、さらに2社間での協議をすすめ、7月より新会社「エンバカデロ・デクノロジーズ」としてスタートする準備をすすめていく方針となっている。

CodeGear製品の将来

 続いて、今後のCodeGear製品バージョンアップについて紹介が行われた。CodeGearでは、さまざまなプログラミング言語・技術にあわせ、主に以下のような製品(IDE)を提供している。

  • Delphi 2007 for Win32
  • C++Builder
  • JBuilder
  • Delphi for PHP
  • 3rdRail

Delphi/C++Builder

 Delphi/C++Builderは、将来的に「最強のWindowsネイティブ環境」を追求していく。具体的にはWin32/Win64ネイティブやUnicodeサポートをはじめとするVCLエンハンスなどが盛り込まれる。

 Delphi次期バージョン(コードネーム:Tiburon)では、DataSnapとdbExpressを拡張したコネクティビティの強化、Unicode対応、Delphi言語の強化が行われる。C++Builderでは、C++標準への準拠度を強化し続けるとともに、プリコンパイルヘッダのチューニングによる高速コンパイル機能などを備えていく。

現時点で予定されている製品ロードマップ
現時点で予定されている製品ロードマップ

JBuilder

 次期バージョン(コードネーム:Grasshopper)は2008年後半リリース予定。テーマとして「Application Factoryの拡張」「ユーザー定義への対応」を掲げている。

 主なバージョンアップとしては、Eclipse 3.4コアへのアップデート、JEE/オープンソースアプリケーションサーバフレームワーク向けのアップデート、チームライフサイクルワークフローの充実、Eclipseとの親和性向上などとなっている。

Delphi for PHP、3rdRail

 Delphi for PHPの次期バージョン(コードネーム:Crocodile)は2009年前半に公開される予定。データベース設計機能の追加や、php.iniファイルの管理、JavaScript/Ajaxデバッグ機能、PHPリファクタリング機能などが実装される見込み。

 RubyならびにRuby on Rails向けIDE「3rd Rail」は、新バージョンの開発がまさに始まったところで、多くのフィードバックを募集している状態だという。将来的にも、Rails開発を支援するツールという位置づけで、他のフレームワークのサポートなどは考えていないとしている。また、企業向け導入を目指す製品と位置づけられており、チーム開発や初級技術者が、障壁なく開発に参加していけるツールを目指していく。

 
【関連リンク】
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