テクマトリックスは4日、ソースコード静的解析・メンテナンスツール「Understand 2.0」(開発:米Scientific Toolworks, Inc.)の販売を開始した。C、C++、C#、Javaなど多言語に対応し、Windows、Linux、Solarisといった複数プラットフォームをサポートする。
テクマトリックスは4日、ソースコード静的解析・メンテナンスツール「Understand 2.0」(開発:米Scientific Toolworks, Inc.)の販売を開始した。
ソースコードを解析し、その構造や各エンティティ(関数や変数)の関連をツリー構造などで可視化することにより、高品質なソフトウェアの開発、開発の効率化をサポートする。また、C、C++、C#、Javaなど多言語に対応し、Windows、Linux、Solarisといった複数のプラットフォームで動作する。
「Understand」は、同社のアーキテクチャ分析ツール「Lattix」のパーサとして利用されており、バージョンアップに伴う機能拡張により、単独販売に踏み切った。
テクマトリックスでは「近年、組み込み系ソフト開発における品質向上のニーズが増えてきている。コンシューマー製品の場合、膨大なソースコードの改変に追われるため、今後解析ツールの需要がますます高まっていく」と販売の経緯を説明する。
主な機能
解析結果の可視化
Understand 2.0では、プログラムの呼び出し関係をツリー構造で可視化することができる。また、分析情報はLattixへのインポートも可能で、構造情報をアーキテクチャ視点で解析する事もできる。
ソースコードメトリクスと多彩なレポート機能
60種類に及ぶメトリクス取得機能を備える。ブロジェクト全体もしくはソースコードレベルでのCyclomatic複雑度、DIT(最大継承ツリー)などをレポート可能。また、それら分析結果を、HTMLまたはTEXT形式で出力することもできる。
ソースコードのメンテナンス機能
コードの解析だけでなく、メンテナンスにも利用することができる。ソースコードの色分け表示、ブロックの畳み込み、関数の定義ごとのジャンプといった、Visual StudioやEclipseでおなじみのエディタ機能を備えるほか、スナップショットの作成、検索、前バージョンとのソースコード比較(diff)も可能となっており、開発者自身によるローカルなバージョン管理を実現する。
なお、ライセンスには3種類のエディションが用意されており、価格は98,000円から。15日間の無料体験版をダウンロードすることもできる。
【関連リンク】
・ソースコード解析ツール「Understand」
・ソースコード解析ツール「Understand」販売開始:ニュースリリース(PDF)
・Understand 体験版ダウンロード
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