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Microsoft、MCP C# SDK v2.0をリリース

 Microsoftは7月28日(現地時間)、Model Context Protocol(MCP) C# SDKのバージョン2.0をリリースした。今回のバージョンは、プロトコルの設計を根本から見直した大規模な改訂となっている。

 主な変更点として、デフォルトでMCP通信がステートレス(無状態)となり、初期化ハンドシェイクやセッションID(Mcp-Session-Id)ヘッダーが廃止された。これにより、リクエストごとに状態を持たず、どのサーバインスタンスでもリクエストを処理でき、スケールアウトやサーバレス環境でも容易に運用できるようになった。また、HTTPインフラでの標準的なヘッダーに準拠し、既存のHTTPプロキシやロードバランサによるルーティングが可能となった。

 また、新たに「Multi Round-Trip Requests(MRTR)」も導入された。これにより、サーバからの再入力要求が必要になる対話的なツールも、長期セッションを持たずに複数回のリクエストを通じてクライアント側の入力を反映可能となった。MRTRは下位互換性も考慮されており、旧プロトコルや状態ありセッションとの間でも適切に動作し、例外的なケースにのみ明示的な分岐が必要となる。

 後方互換性も維持されており、1.x系で安定しているAPIは継続して利用可能だ。従来のクライアントやサーバとも連携でき、SDKのアップグレードによって既存システムが利用できなくなることはない。新しいstatelessモードはデフォルトとなったが、必要に応じて従来通りのセッションベース運用も明示的に選択できる。

 SDKのv2パッケージはnet8.0、net9.0、net10.0、netstandard2.0等をサポートし、用途ごとに細分化されたパッケージ群が提供されている。必要に応じた追加機能(AppsやTasks)はオプトイン方式で利用可能となっている。

 今後は認証や認可などのエンドツーエンドなセキュリティ対応が焦点となる計画だ。

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