米Sun Microsystemsに買収されるまでスウェーデンMySQL社でCEOを務め、買収後はSunでデータベースグループ担当シニアバイスプレジデントを務めるマーチン・ミコス(Mårten Mickos)氏が、Sunを離れることが、6日(現地時間)明らかになった。
米Sun Microsystemsに買収されるまでスウェーデンMySQL社でCEOを務め、買収後はSunでデータベースグループ担当シニアバイスプレジデントを務めるマーチン・ミコス(Mårten Mickos)氏が、Sunを離れることが、6日(現地時間)明らかになった。複数の米メディアが報じているほか、MySQL社コミュニティ担当バイスプレジデントのカジ・アーノ(Kaj Arnö)氏も自身のブログで明らかにしている。
Sunの組織再編により、ミコス氏が担当していたグループは「MySQLおよびソフトウェアインフラストラクチャ」グループとして、GlashFishなどエンタープライズJavaプラットフォームを担当していたカレン・テガン・パダー(Karen Tegan Padir)バイスプレジデントが率いる。Sunのウェブサイトのバイオグラフィでは、マーチン氏は役職無しで記されている。
Sunからは、MySQLの共同創業者でバージョン5.1のリリースに疑問を持っていたとされるマイケル・“モンティ”・ウィデニウス(Michael "Monty" Widenius)氏が退社したばかり。アーノ氏は今回のミコス氏の退社とは無関係だとしているが、長らくMySQLの中枢で経営にかかわってきたミコス氏や、オリジナル開発者であるモンティ氏が退くことは、MySQLがSunの主力プロダクトに移行していることを示す一方で、旧来のコミュニティとの関係の悪化を心配する向きもある。
【関連リンク】
・MySQL :: Observations by Kaj Arnö @Sun
・Executive Bio
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