テクマトリックスでは、米Parasoft社製のC/C++対応テストツール「Parasoft C++test(TM) 7.2」日本語版の販売を、2月9日より開始した。また、体験版のダウンロードサービスも開始されている。
テストツール「Parasoft C++test 7.2」をテクマトリックスが販売開始
高品質な組込みソフトウェアの開発をサポート
単体テスト機能を強化、MISRA C++ 2008コーディングルールを搭載
テクマトリックスは9日、米Parasoft社製のC/C++対応テストツール「Parasoft C++test 7.2」日本語版の販売を開始した。また、体験版のダウンロードサービスも開始されている。
Parasoft C++testは、ソフトウェア開発の単体テストと静的解析を自動化するC/C++対応自動ユニットテストツール。バージョン7.2では、日本のユーザーの声を反映した機能も実装され、組込みソフトウェアの品質向上のためのテスト/検証環境が充実した。7.2での新機能は以下の通り。
- テストケースウィザードを搭載し、単体テストの作業負荷を軽減
- 外部ファイル(CSV、エクセル、データベースなど)に格納されたデータを利用した単体テストも、ウィザードで設定可能
- アクセスできない外部リソースを代替するスタブの設定を容易にするスタブビューを追加
- テストケースごとのテストカバレッジ情報を表示し、さらに詳細なテストケースの妥当性評価が実施可能
- MISRA C++ 2008コーディングルールなど180個を静的解析機能に追加(搭載コーディングルール数は1,400個に)
- バグ探偵(フロー解析)でメモリの解放やスレッド管理に関する問題やデッドコードなど、新たに13個の問題が検出可能
- 組込みソフトウェア環境(Visual C++ for Windows Mobile、eMbedded Visual C++など)のサポートを充実
- 下位バージョン(6.5および6.7)で作成したプロジェクトの読み込み、テストの実行が可能
サポートプラットフォームは、Windows 2000、Windows XP(32bit)、Windows Vista(32bit)、Linux、Solaris。サポートコンパイラは、ARM RealView Development Suite(※1)、GCC、Green Hills MULTI(※1)、STMicroelectronics(※2)、Sun CC、Wind River Workbench(※1)、Visual C++、Visual C++ for Windows Mobile(※1)、eMbedded VisualC++(※1)。
提供価格は、「C++test Professional Edition Ver. 7.2」が498,000円、「C++test Architect Edition Ver. 7.2」が598,000円、「C++test Server Edition Ver. 7.2」が2,100,000 円(価格はそれぞれ税別)。製品には1年間の保守サービスが含まれる。出荷開始は、2月26日を予定している。
テクマトリックスでは国内総販売代理店として、主に組み込みシステムでのC/C++ソフトウェア開発をターゲットに、日本語化やユーザサポートなどを行う。また、C++test 7.2紹介セミナーを、2月20日にテクマトリックス社で開催する。
【関連リンク】
・C++test
・ニュースリリース(PDF)
・体験版ダウンロード
Green Hills MULTI、ARM RealView Development Suite、Wind River Workbench、Visual C++ for Windows Mobile、Embedded Visual C++対応「C++test」には、専用のライセンス体系ならびに価格が適用される(別途応談)。
STMicroelectronicsでは静的解析のみ利用可能。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です