原宿にいけちゃうかも
ある日、夜ご飯を食べている時に、お父さんがいきなりロボコンに出ないかと誘ってきました。ロボコンって、その時の私のイメージでは、あの映画でやったヲ○クなお兄さん(おじさん)たちのイベント。この人はまた変なことを言っているなぁ~と思って、聞き流しモードに入りかけたのでした。
でもよく聞くと、小学生の部もあって5年生と6年生の女の子が一緒にチームを組んでくれるのだとか。しかも!会場は東京!これはひょっとして原宿にも遊びにいけちゃいますかも。お姉ちゃんからは、私だけ東京に行くので「ずるい」と言う声がありましたが、今度はこちらを聞き流しモード。まぁ面白そうだし、やってみようかなぁと思い参加することにしました。
一緒にチームを組んでくれる女の子は、茨城県のゆりちゃん(私と同じ、小学校6年生)と、静岡県のはるかちゃん(小学5年生)です。ゆりちゃんは東京に近くて、はるかちゃんはお隣の県です。仲良くできるか心配だったけど、県外のお友達ができるチャンスはなかなか無いのですごく楽しみでした。
東京予選大会
WRO Japan 2007東京予選大会は、なんと「あの東大」でレゴロボのお勉強からはじまりました。初めて行く東大は、自分の通っている小学校とは比べものにならないくらい広くてきれい。
チーム名は「ゆりかるかR*3」と、知らないうちにお父さんたちが命名しちゃったようです。私はみんなより一足先に到着し、ゆりちゃんとはるかちゃんが来るのを待つことに。しばらくすると2人も到着。最初は仲良くできるか不安な気持ちでいっぱいでした。みんなが集まると、まずはレゴロボの組み立てです。説明書を見ながら自分たちで作ります。なんだかいろんな部品があって大変! でも作るにしたがって、完成するのがすごく楽しみになってきました。そしてついに本体が完成。
こんどは、プログラムの説明です。いろいろな記号があり難しかったですが、とても勉強になりました。説明が終わると、自分たちでプログラムを作り、組み立てたレゴロボに黒い線の上を走らせます。最初はすっごく難しそう…とか、できるのかなぁ?と思いましたが、失敗してもそのたびにプログラムを皆でみたり、車体を変えたりして、ついにうまく動くようになりました。知らない間に3人はとっても仲良しになっていたりして。そしてタイムトライアルでばっちり完走し、完走賞をいただきました。予選はここまでです。難しかったけど、楽しかったのでまたやりたいと思いました。なによりもゆりちゃんやはるかちゃんとまたいっしょにやりたいなあと。
決勝大会に進出が決定!
しばらくしたある日、お父さんが仕事から帰ってくると、「ゆりかるかR*3は、決勝大会進出!」と、おっしゃいます。パンパカパーン! また3人でロボコンに参加できるよ。すごくうれしかったです。しかも、そこでも優勝したら台湾にいけるとか。思わず台湾の場所を地図帳で調べてしまいました。
決勝大会進出が決まって何日か経ったある日、お父さんが名古屋から帰ってくると、何やら怪しげな機械が部屋に増えています(いつものことですが)。Webカメラだそうです。これでゆりちゃんやはるかちゃんとテレビ電話ができるのだとか。そう、みんな遠くどうしだったので、集まって作戦会議とかできないんです。最初は映像が届かなかったり音が途切れてしまったりしましたが、なんとか開通。すると、ゆりちゃんの家にはレゴロボだけでなく手作りコースまであって、もうビックリです(笑)。