命令を実行してみよう
SM+のSource(main.c)というウィンドウ(図9)には、作成(改造)したmain関数が表示されています。黄色いマーカーのラインが、「次に実行する命令」の行です。ためしに1行実行してみましょう。1行だけ実行するときは、ファンクションキーの[F8]を1回押すか、あるいは図10に示すSM+の左上にあるアイコンの中から[一行実行ボタン](
)をクリックします。

1回操作してもなにも動作しませんが、これは内部処理の事情によるものです。もう1回[F8]キーを押すか1行実行アイコンをクリックしてください。図11のように、黄色いマーカーが次の行に移動します。

このとき、さっきまでマーカーのあった55行目のプログラム
P2.2 = 1;
は実行されています。でもぜんぜんわかりませんね。そこで、SM+のシミュレーション機能を使って、画面上にマジカルボックスのLEDを作ってみます。
画面上にマジカルボックスのLEDを作る
SM+の[シミュレータ]メニューから、「入出力」を選んでください(図12)。

入出力パネルでLEDを描く
SM+には、「入出力パネル1」という名前のなにもない真っ白のウィンドウが1つ開きます(図13)。これは一種のお絵かきキャンパスです。ここに好きな部品を描くと、なんとそれが本物の部品と同じように動作してくれるのです。では早速、ここにLEDを描いてみましょう。

入出力パネルのウィンドウをアクティブにすると、SM+のメニューの中に「部品」という項目が現れます(図14)。

この中から、図15のように「LED」を選択してください。

マウスカーソルを入出力パネルのウィンドウへ移動させると、マウスカーソルは+の形になります。ここでドラッグする(マウスを左クリックしたまま移動させる)と、画面に暗い緑色の四角形が表示されます。適当な大きさの位置でドラッグをやめると、図16のような表示になります。この四角形がLEDとして動作してくれます。
マジカルボックスにはLEDが5つ載っていますから、あと4つLEDを追加します。部品メニューからLEDを選んで描画するのを繰り返してもいいですが、面倒ですし、しかもサイズを揃えるのがやっかいです。こんなとき(同じ部品を複数作るとき)は、コピー&ペーストを使うとうまくいきます。いまあるLEDの絵の上にマウス・カーソルを移動させてコピーを選びます(図17)。

再度、マウスを右クリックしてメニューを表示して、今度は「貼り付け」を選びます。コピー元と同じ場所にペースト(貼り付け)されてしまうので、一見増えていないようですが、LEDの絵を左クリックしてドラッグすると、図18のように2つ並べることができます。

貼り付けと移動をあと3回繰り返して、マジカルボックスと同様に全部で5つのLEDを作ります(図19)。
LEDに性質を与える
まだこの状態では、描画したLEDはただの四角形です。つぎにこれらにそれぞれ性質を与えていきます。与える性質は、
- どのポートに接続されているのか
- 1で光るのか0で光るのか
という電気的な特性だけでなく、
- 表示色
も選ぶことができます。では早速やってみましょう。まずは画面向かって一番左のLEDにマウスカーソルを合わせ、右クリックします。表示されたメニューの中から、一番下のプロパティを選んでください(図20)。

図21のようにLEDのプロパティが開きます。一番上にある「ラベル」は、このLEDの名前です。空欄のままでもよいですが、ここはマジカル・ボックスにあわせてD7にしましょう。

その下が「接続端子」です。ここで、このLEDをマイコンのどのポートに接続するかを選びます。前回登場しましたLEDのポートアサインをもう一度表1に示します。マジカルボックスの回路では、D7はポートP123に接続されていますので、ここもそれに合わせてP123を選んでください。
| D7(赤) | P123 |
| D6(赤) | P45 |
| D5(赤) | P130 |
| D4(赤) | P23 |
| D3(緑) | P22 |
その下が「アクティブレベル」です。これはLEDがアクティブ、すなわち点灯する時のポートの値(レベル)を設定します。ポートを0にしたときに点灯する回路ではLOWを、1にしたときに点灯する回路ではHIGHを選びます。マジカルボックスでは、1にした時に点灯するようになっていますので、ここはHIGHにしてください。設定の終わった画面を図22に示します。

次にプロパティ画面上部の「スタイル」タブをクリックしてください。ここでは表示形態をいろいろ設定することができます。とりあえずD7は赤色LEDなので、ビットマップの中から赤い色のものを選んでみましょう(図23)。

[OK]をクリックすると完了です。図24のようになったでしょうか。
同様に、表1を参考に左から2番目~5番目まで設定します。2番目はラベルがD6で接続端子がP45、3番目はラベルがD5で接続端子がP130、4番目はラベルがD4で接続端子がP23です。ここまではすべてスタイルで赤色を選びます。最後の5番目、一番右端のLEDは、ラベルがD3で接続端子はP22です。D3はマジカルボックスでは緑色のLEDですので、スタイルはさわらず緑色のままにしておきましょう。すべての設定を終えると図25のような表示になります。
以上でシミュレータの設定は完了です。これで入出力パネルはマジカルボックスのLEDと同等に動作するはずです。せっかく作ったパネルですので、保存しておきましょう。
パネルの保存
図26のように、SM+の[シミュレータ]メニューから「名前をつけて保存」を選びます。

図27のように、ファイル名の入力ダイアログが開きますので、適当な名前で保存します。保存場所はテストプログラムと同じ場所がわかりやすくてよいでしょう。図27の例は D:\mspoon\test1 に マジカルLED.pnl というファイル名で保存する場合です。





