イベントの削除
以下は、イベント削除にかかわるサンプルコードです。
各イベントごとに表示された削除ボタンを作成し、作成ボタン押下時に削除確認をするページを表示させるところまでは、編集の時とほぼ同じ動作なので説明は割愛します。
// カレンダーリストごとに処理 foreach ($listFeed as $list) { // 取得したイベントの数だけループ foreach ($eventFeed as $event) { // htmlテーブルに取得した情報を表示 echo "<form method='POST'>"; echo "<td><button type='submit' name='deleteEvent'>削除</button></td>"; echo "<input type='hidden' name='targetEventId' value='" . $eventId . "'>"; echo "<input type='hidden' name='targetTitle' value='" . $title . "'>"; echo "</form>"; } } // 削除ボタン押下時の動作 }else if(isset($_POST['deleteEvent'])) { echo "<form method='POST'>"; echo "<input type='hidden' name='targetEventId' value='" . $_POST['targetEventId'] . "'>"; echo "<input type='submit' name='deleteYes' value='実行'>"; echo "<input type='submit' name='cancel' value='キャンセル'>"; echo "</form>"; } // 削除に対して実行を押下時 } else if(isset($_POST['deleteYes'])) { // IDからイベントオブジェクトを取得 try { $event = $serviceCal->getCalendarEventEntry($_POST['targetEventId']); } catch (Zend_Gdata_App_Exception $e) { echo "エラー: " . $e->getMessage(); } // イベントをGoogle Calenderサーバから削除【 1 】 $event->delete(); }
削除ページの実行ボタン押下時動作
フォームから削除対象のイベントのIDを取得し、更新時同様イベントオブジェクトを生成します。
イベントを削除する場合には、イベントオブジェクトであるZend_Gdata_Calendar_Event
のdelete
メソッドを使用します。
// イベントをGoogle Calenderサーバから削除【 1 】 $event->delete();
解説は以上になります。次のようなサンプルができたでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか。Zend_Gdata_Calendarについて解説を行いました。サーバデータを扱う基本的な動作である参照、新規登録、更新、削除について理解できたでしょうか。使用するクラス、メソッドは違えど、他のGoogleサービスのAPIにおいても同様の考え方でサーバ上のデータを扱うことができるようになります。
次回はGoogle Document Listsを使用しましょう。これはファイルサーバのようなもので、サーバ上でドキュメントのアップロードやダウンロードを行うことができます。