Googleは5月13日、Googleストリートビューのプライバシー問題に関する対応を発表した。対応策は、「ナンバープレートのぼかし処理を実施」「画像の再撮影」「専用ダイヤルの設置」「表札ぼかしリクエストへの対応」の4点。
Googleは5月13日、かねてからプライバシー上の問題が取りざたされていたGoogleマップの「ストリートビュー」機能について、対応を発表した。対応策として、「ナンバープレートのぼかし処理を実施」「全公開画像の再撮影」「表札ぼかしリクエストへの対応」「専用ダイヤルの設置」の4点が挙げられた。
ナンバープレートのぼかしは、カメラの解像度が低いため行ってこなかったが、13日付けですべての画像に対して自動認識でぼかし処理を行ったことが報告された。画像の再撮影に関しては、これまでカメラが高すぎて塀の中まで覗かれてしまうという批判があったことを受け、カメラの高さを40センチ下げて撮影し直し、順次切り替えていくという。自宅が撮影された場合には、ストリートビューで対象の画像が表示された際、右下に出る「問題を報告」リンクから表札へのぼかし処理を依頼できる。
また、画像削除などの申し立てがインターネットを通じてしかできないことが問題とされてきたが、電話でのリクエストに応えるため、専用ダイヤルを設置する。詳細は下記のとおり。
ストリートビュー専用ダイヤル
0570-01-0041(市内通話料金)
- 03-6415-5900(携帯電話、PHS、海外からの場合)
- 受付時間:9:00~12:00/13:00~18:00(月曜~金曜)
- 年末年始および土日祝日は休み
Googleでは、「たくさんの方々がストリートビューを役立ててい」ることから、「このサービスを続けていくことも、Googleが社会のなかで役割を果たすことにつながる」とし、「この新しいサービスを社会に受け入れていただくために、さまざまな方との対話を続け、その対話を通じて改善を積み重ねていく」としている。
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