他のモジュールに依存する機能を使ってみる
NetBeansのモジュールは、NetBeansの中ではそれぞれ別のクラス名空間を持つので、複数のモジュールで同じ名前のクラスが使われていても、お互いに影響なく動作することができます。その代わり、他のモジュールのクラスを利用するには、依存関係を登録する必要があります。
ここではダイアログAPIモジュールで提供されている、NetBeans標準のメッセージダイアログを使ってみましょう。
まずプロジェクトを右クリックしてメニューから[プロパティー]を選択し、プロジェクトのプロパティを開いて[ライブラリ]カテゴリを表示し、[追加]ボタンを押します。
モジュールは非常に数が多いので、一覧から探すのは面倒です。そこで、[フィルタ]の欄にクラス名やモジュール名を入力して候補を絞っていきます。
メッセージダイアログを表示するときに使うのはDialogDisplayerクラスなので、先頭の文字から「フィルタ」に入力していくと、「DialogD」まで入力したところで候補がひとつに絞り込まれます。
この[ダイアログAPI]を選択して[了解]ボタンを押すと、モジュールの依存関係に追加されます。

それではjButton1が押されたときにメッセージボックスを表示する部分を、NetBeansのダイアログAPIを使ったものに書き換えてみましょう。
private void jButton1ActionPerformed(java.awt.event.ActionEvent evt) { DialogDisplayer.getDefault().notify( new NotifyDescriptor.Message("こんにちはNetBeansモジュール!")); }
入力中は[Ctrl]+[Space]を押すと補完候補が表示されます。ここから候補を選んで[Enter]を押すと、選択したクラスが入力されると同時に必要なimport文も自動的に入力されます。
import文はメニューの[ソース]-[インポートを修正]で一括して調整することもできます。

こうして、NetBeansのメッセージダイアログを使うと、メッセージダイアログにNetBeansのアイコンが表示されます。

モジュールの利用と配布
こうして作成したモジュールは[開発中IDEでのインストール/再読み込み]を行うと、実際に使っているNetBeansにインストールすることができます。

配布する際には[NBMを作成]として、「build」フォルダに生成されたnbmファイルを[ツール]-[アップデートセンター]からインストールします。
まとめ
今回はNetBeansでのモジュール作成を体験してみました。このようにしてウィンドウを作成すると、後は通常のSwingプログラムとしてNetBeansのモジュールが作成できます。
ただ、ほかのオブジェクトと連携したり、NetBeansの機能を活かそうとするとNetBeans APIの理解が必要になってきます。
次回は、NetBeans APIの中心的な役割を担っているNode APIについて解説します。
参考サイト
- CodeZine 『EclipseユーザーのためのNetBeans環境とプラグイン開発入門』
- NetBeans.ORG 『Tutorials for NetBeans Plug-in Module and Rich-Client Application Development』
- 『One day you'll wake up and...』

