SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

DeveloperZine(デベロッパージン)- エンジニアの意思決定を支える技術情報メディア ProductZine

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

特集記事

モジュール作成のためのNetBeans API入門 第1回

NetBeansによるモジュール作成の体験

他のモジュールに依存する機能を使ってみる

 NetBeansのモジュールは、NetBeansの中ではそれぞれ別のクラス名空間を持つので、複数のモジュールで同じ名前のクラスが使われていても、お互いに影響なく動作することができます。その代わり、他のモジュールのクラスを利用するには、依存関係を登録する必要があります。

 ここではダイアログAPIモジュールで提供されている、NetBeans標準のメッセージダイアログを使ってみましょう。

 まずプロジェクトを右クリックしてメニューから[プロパティー]を選択し、プロジェクトのプロパティを開いて[ライブラリ]カテゴリを表示し、[追加]ボタンを押します。

プロジェクトプロパティの「ライブラリ」カテゴリ
プロジェクトプロパティの「ライブラリ」カテゴリ

 モジュールは非常に数が多いので、一覧から探すのは面倒です。そこで、[フィルタ]の欄にクラス名やモジュール名を入力して候補を絞っていきます。

 メッセージダイアログを表示するときに使うのはDialogDisplayerクラスなので、先頭の文字から「フィルタ」に入力していくと、「DialogD」まで入力したところで候補がひとつに絞り込まれます。

 この[ダイアログAPI]を選択して[了解]ボタンを押すと、モジュールの依存関係に追加されます。

モジュールの依存関係を追加
モジュールの依存関係を追加

 それではjButton1が押されたときにメッセージボックスを表示する部分を、NetBeansのダイアログAPIを使ったものに書き換えてみましょう。

FirstTopComponent.javaのjButton1の処理
private void jButton1ActionPerformed(java.awt.event.ActionEvent evt) {
    DialogDisplayer.getDefault().notify(
            new NotifyDescriptor.Message("こんにちはNetBeansモジュール!"));
}

 入力中は[Ctrl]+[Space]を押すと補完候補が表示されます。ここから候補を選んで[Enter]を押すと、選択したクラスが入力されると同時に必要なimport文も自動的に入力されます。

 import文はメニューの[ソース]-[インポートを修正]で一括して調整することもできます。

Ctrl+Spaceで補完候補が現れる
Ctrl+Spaceで補完候補が現れる

 こうして、NetBeansのメッセージダイアログを使うと、メッセージダイアログにNetBeansのアイコンが表示されます。

メッセージボックスにNetBeansアイコンが表示されている
メッセージボックスにNetBeansアイコンが表示されている

モジュールの利用と配布

 こうして作成したモジュールは[開発中IDEでのインストール/再読み込み]を行うと、実際に使っているNetBeansにインストールすることができます。

プロジェクトを右クリックしたときのメニュー
プロジェクトを右クリックしたときのメニュー

 配布する際には[NBMを作成]として、「build」フォルダに生成されたnbmファイルを[ツール]-[アップデートセンター]からインストールします。

まとめ

 今回はNetBeansでのモジュール作成を体験してみました。このようにしてウィンドウを作成すると、後は通常のSwingプログラムとしてNetBeansのモジュールが作成できます。

 ただ、ほかのオブジェクトと連携したり、NetBeansの機能を活かそうとするとNetBeans APIの理解が必要になってきます。

 次回は、NetBeans APIの中心的な役割を担っているNode APIについて解説します。

参考サイト

  • One day you'll wake up and...
  • モジュールのサンプルやチュートリアルを作成しているGeertjanさんのブログです。

この記事は参考になりましたか?

連載通知を行うには会員登録(無料)が必要です。
既に会員の方はを行ってください。
特集記事連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

きしだ なおき(キシダ ナオキ)

フリーのプログラマ。Javaでの業務アプリケーションからC++での小型端末などさまざまなプログラムを開発。また、入門者向けのJavaセミナーなども行う。そのセミナーで鍛えられたテキストが、著書である「創るJava」。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/407 2006/06/06 00:00

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー