人気Linuxディストリビューション「Ubuntu」の最新バージョン9.10が10月30日(現地時間)にリリースされた。デスクトップ環境のユーザビリティが向上しているほか、サーバー版にはAmazon EC2互換のクラウド環境「Ubuntu Enterprise Cloud(UEC)」が収録されている。
Ubuntu Linux 9.10が10月30日(現地時間)にリリースされた。デスクトップ版とサーバー版のCDイメージが公式サイトからダウンロードできる。さらに、日本語環境を追加した「Ubuntu 9.10 Desktop 日本語 Remix CD」がUbuntu Japaneseチームから配布されている。
9.10では、デスクトップ環境の使い勝手がさらに改善されている。管理ツールであるUpstartネイティブジョブへの移行や、Ubuntuソフトウェア・センターの追加などが行われ、GNOME 2.28が収録されているほか、サーバー版ではAmazon EC2互換のクラウド環境「Ubuntu Enterprise Cloud(UEC)」が収録されている。
Ubuntu Linuxは、Debian GNU/LinuxをベースとしたLinuxディストリビューション。インストールの容易さやデスクトップ環境の使いやすさに特徴がある。また、半年ごとに定期リリースされ、バージョン番号は「リリース年.月」の組み合わせとなっている。ひとつ前のバージョンは4月にリリースされた9.04で、利用者は Update Managerで最新版に更新することもできる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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