メール送信クラスの作成
メールの送信にはPEARのMailライブラリを使用します。
PHPには標準でメールを送信する関数が用意されています。しかしレンタルサーバーのPHPの自動エンコーディング機能の設定次第ではよく文字化けを起こします。
またメールサーバーが別サーバーになると使えないという欠点もあります。
Mailライブラリではシンプルな記述で汎用的に利用でき、メールサーバーが別サーバーになった場合にも対応できるというメリットがあります。
特に携帯メールを送信する場合は、メールの文字コードを間違えるとキャリアのサーバーでメールを受け付けてもらえず、相手に届かないということがありますので汎用的に利用できるMailライブラリは非常に便利です。
本サンプルでは汎用的にMailを使用するためにMailをラップしたクラスを作成し、「送信者名」「送信元アドレス」「件名」「本文」「送信先アドレス」を渡してメールを送信するメソッドを作成します。
日本語のメール本文は、一般的にISO-2022-JP(JISコード)にエンコードします。
メールヘッダに含まれるFrom、Subjectをbase64でさらにエンコードします。
function send($from_name, $from_mail, $subject, $body, $to)
{
//sendmailのパス
$params['sendmail_path'] = '/usr/sbin/sendmail';
//Fromの名前をエンコード
$from_name = mb_convert_encoding($from_name, "JIS", "auto");
$from_name = "=?iso-2022-jp?B?" . base64_encode($from_name) . "?=";
$from = ($from_mail) ? "$from_name<$from_mail>" : "$from_name<root@$HTTP_POST>";
//Subjectをエンコード
$subject = mb_convert_encoding($subject, "JIS", "auto");
$subject = "=?iso-2022-jp?B?" . base64_encode($subject) . "?=";
//Bodyをエンコード
$body = str_replace("\r\n", "\n", $body);
$body = str_replace("\r", "\n", $body);
$body = mb_convert_encoding($body, "JIS", "auto");
//ヘッダを整理
$recipients = $to;
$headers['From'] = $from;
$headers['To'] = $to;
$headers['Subject'] = $subject;
$headers['MIME-version'] = '1.0';
$headers['Content-Type'] = 'text/plain; charset="iso-2022-jp"';
$headers['Content-Transfer-Encoding'] = '7bit';
//メールの送信
$mail_object =& Mail::factory('sendmail', $params);
$mail_object->send($recipients, $headers, $body);
}
メールサーバーが別にある場合は、次のように配列でメールサーバーの情報を指定します。
$params = array(
'host' => 'メールサーバーのアドレス', // ホスト
'port' => 25, // ポート番号
'auth' => true, // 認証必要か?
'username' => 'ユーザー名', // ユーザー名(認証が必要な場合のみ)
'password' => 'パスワード', // パスワード(認証が必要な場合のみ)
);
//メールの送信
$mail_object =& Mail::factory('SMTP', $params);
$mail_object->send($recipients, $headers, $body);
送信したメールのエンコードについては一般的なメールソフトでは正しくエンコードされているか判断できない場合もありますので、確認の一つとしてGmailのアドレスに送信して受信後にメニューの「メッセージのソースを表示」よりメッセージのソースを表示させる方法があります。

送信元アドレスにURLを記載したメールを送信する
メールデータの解析で取得した送信元のアドレスにGPS情報取得のためのURLを記載したメールを送信します。
// メール送信
$subject = "投稿を完了してください";
$body = "以下のURLより投稿を完了してください。\nhttp://[ドメイン名]/gps.php?hash={$uniq}&guid=ON";
$m = new MailSender();
$m->send('送信者名','送信元アドレス', $subject, $body, $fromAddress);
まとめ
本記事では送信されたメールデータを取得して処理を行う一連の流れについて説明しました。
メール受信が起点となる空メールによるURLのメール送信やメールでの画像アップロードなどに利用できるものだと考えております。
次回は携帯電話よりGPS情報を送信して緯度経度を取得し、Google Mapにマッピングする方法を中心に説明する予定です。
