まとめ
本稿では、Visual Studio 2008と、新たにリリースされたWindows API Code Packを使って、Windows 7の新機能を有効に活用する方法を説明しました。本稿に付属するサンプルアプリケーションを例に、C#を使って独自アプリケーションにジャンプリストの機能を実装しながら、Windows 7のユーザーにオペレーティングシステムの新機能を活用してもらうための方法を紹介しました。
Windows API Code Packのユーティリティクラスを利用すると、タスクバーの操作や、独自アプリケーションのメニューの制御を簡単に行うことができます。ただし、アプリケーションのコマンドを呼び出すには、少々手間をかける必要があります。現在実行中のアプリケーションインスタンスと、ジャンプリストの選択を受けてWindows 7が起動するアプリケーションインスタンスの間の通信チャネルを実装する必要があるからです。
サンプルアプリケーションでは、通信の処理に名前付きパイプを使っています。もちろん名前付きパイプ以外にも選択肢はありますが、.NET 3.5の新しいクラスではパイプを使うと非常に便利です。そうしたコードを一度書いておけば、さまざまなアプリケーションで簡単に利用できます。
Windows 7のジャンプリストは、アプリケーションの主要な機能にすばやくアクセスするための手段です。Windows 7は登場したばかりですが、Internet ExplorerやMessengerをはじめ、このオペレーティングシステムの新機能を最大限に活用するアプリケーションが既に数多く作成されています。あなたも乗り遅れるわけにはいきません。
それではどうぞ楽しいシェル開発を!
