フュージョン・コミュニケーションズ株式会社は21日、IP電話サービス「FUSION IP-Phone」への「Asterisk(アスタリスク)」接続に正式対応した。
フュージョン・コミュニケーションズ株式会社は21日、IP電話サービス「FUSION IP-Phone」に、オープンソースのIP-PBX(構内電話交換機)サーバ「Asterisk(アスタリスク)」を正式対応させた。Asterisk用の修正パッチを配布している。
フュージョンは楽天グループの電気通信事業者で、マイラインやIP電話、楽天モバイルなどを展開している。Asterisk対応に関しては、昨年11月からパッチを限定公開し、接続検証を行ってきた。正式対応にあたり、Asteriskソリューションを提供する企業を対象に「フュージョン Asteriskパートナー・アライアンス」を展開するとしている。
AsteriskはLinuxやBSDなどで動作するIP-PBXソフトウェアで、米デジウム(Digium)社がオープンソースで開発している。高価なPBX専用機を利用しなくとも、市販のPCで構内電話交換機能を実現できることから、北米のIP-PBX市場ではOSS製品が18%のシェアを占めるほどメジャーな存在になっている(2008年、The Eastern Management Group, Inc.調べ)。
サービスの詳細および配布パッチに関してはFUSIONの専用サイトを参照のこと。
【関連リンク】
・ニュースリリース2010 | フュージョン、Asterisk接続、正式対応開始
・Asterisk | The Open Source Telephony Project
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