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ComponentZine(ComponentOne)

WebページでSilverlightのグラフを使ってみる

ComponentOne Studio for SilverlightのChartコントロールを使ったWebページの作成

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ComponentOne Studio for SilverlightのChartコントロール

 ComponentOne Studio for Silverlightは、30以上のSilverlightコントロールと60以上のサンプルを備えた、業務アプリケーション開発に活用できる実用的なコンポーネント群です。XAMLとプログラミング言語によるコードの両方をサポートしているため、プログラマだけでなくXAMLを理解しているWebデザイナにも開発が可能です。

 C1Chartコントロールは、Silverlightの技術を用いて、Webページ上でデータをグラフ化するコントロールです。ComponentOne StudioのWindows Form版やASP.NET版と同じようにプロパティを使用して、データ、グラフの種類、外観を簡単に設定でき、大変見栄えの良いグラフを作成できます。

 グラフの各部位はそれぞれ階層状のクラス(オブジェクト)になっており、クラスのメンバを操作することでかなり細かくグラフを作り込むことができます。作成できるグラフの種類も豊富で、Bar(横棒グラフ)、Column(縦棒グラフ)、Line(折れ線グラフ)、Area(面グラフ)、Pie(円グラフ)、Radial(放射状グラフ)、Polar(ポーラチャート)、Candle(ローソク足チャート)など、その数は約30種類にもおよびます。

作成できるグラフの例(※ヘルプファイルより抜粋)
作成できるグラフの例(※ヘルプファイルより抜粋)

 グラフの外観設定に、あらかじめ用意されているテーマを使い、グラフを簡単に装飾できるのも大きな特徴です。

 もちろん、グラフの個々の要素を装飾することも可能です。また、Paletteプロパティに用意されている20以上の組み込みカラーパレットと組み合わせることで、データ系列の色を変えることもでき、バリエーションも豊富です。

使用できるテーマ
  • DuskBlue
  • DuskGreen
  • MediaPlayer
  • Office2003Blue
  • Office2003Classic
  • Office2003Olive
  • Office2003Royale
  • Office2003Silver
  • Office2007Black
  • Office2007Blue .
  • Office2007Silver
  • Vista

 グラフの基となるデータの設定には、「XAMLで直接指定する」「VBやC#のコードで配列から設定する」「DataSetオブジェクトを使用して設定する」などの方法が利用可能です。

 コードからデータを指定できるので、実行時にグラフのデータを入れ替えることができ、さらにADO.NETと同じような方法でデータベースファイルからデータを読み出してグラフすることも可能なので、かなり柔軟でインタラクティブなグラフ表示を行うことができます。

Webページのレイアウト

 作成するWebページは、次のような構成です。c1chartとButtonのレイアウトには、1列2行の「Grid」を使用します。

Webページのレイアウト
Webページのレイアウト

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/5245 2010/06/17 14:00

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