SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

ComponentZine(ComponentOne)

WebページでSilverlightのグラフを使ってみる

ComponentOne Studio for SilverlightのChartコントロールを使ったWebページの作成

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Silverlightプロジェクトの作成

 では、さっそくWebページを作成していきましょう。まずは、Silverlightプロジェクトの作成からです。

  1. Visual Studio 2008 SP1用 Microsoft Silverlight 3 をインストールし、Visual Studioで新しいプロジェクトを作成すると、「プロジェクトの種類」に「Silverlight」が追加されています。これを選択し、「テンプレート」から[Silverlightアプリケーション]を選びます。
    [Silverlightアプリケーション]を選ぶ
    [Silverlightアプリケーション]を選ぶ
  2. 「新しいSilverlightアプリケーション」というダイアログボックスが表示されるので、「新しいWebプロジェクトの種類」でリストから[ASP.NET Webサイト]を選びます。
    リストから「ASP.NET Webサイト」を選ぶ
    リストから「ASP.NET Webサイト」を選ぶ
  3. プロジェクトが作成され、新しいWebサイトに「MainPage.xaml」が作られてXAMLのコードが表示されます。
  4. C1Chartコントロールを使えるようにするために、参照設定にC1.Silverlightアセンブリへの参照の追加を行います。ソリューションエクスプローラの「参照設定」の上でショートカットメニューを表示し、[参照の追加]を選び、次の2つの参照設定を追加します。

    追加する参照設定
    C1.Silverlight.dll ComponentOne Studio for Silverlightのメインアセンブリ
    C1.Silverlight.Chart.dll C1Chartコントロールとその補助クラスのアセンブリ
    2つのアセンブリへの参照を追加する
    2つのアセンブリへの参照を追加する
  5. 「MainPage.xaml」の<UserControl>に、「C1.Silverlight」と「C1.Silverlight.Chart」の2つの名前空間を追加します。
    xmlns:c1chart="clr-namespace:C1.Silverlight.Chart;assembly=C1.Silverlight.Chart"
    xmlns:c1="clr-namespace:C1.Silverlight;assembly=C1.Silverlight" Width="400" Height="500">
    
  6. 「C1.Silverlight」名前空間では、WidthとHeightプロパティでWebページ内のSilverlight領域を確保します。この領域は、あとでGridを設定する際のサイズと一致するように設定します。
    ここまでのMainPage.xamlのコード
    <UserControl x:Class="sl_graph_vb.MainPage"
        xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation" 
        xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
        xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008" 
        xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006" 
                 mc:Ignorable="d" d:DesignWidth="640" d:DesignHeight="480"
        xmlns:c1chart="clr-namespace:C1.Silverlight.Chart;assembly=C1.Silverlight.Chart"
        xmlns:c1="clr-namespace:C1.Silverlight;assembly=C1.Silverlight" Width="400" Height="500">
    
        <Grid x:Name="LayoutRoot">
    
      </Grid>
    </UserControl>
    
  7. 続いて、Gridを作成します。ここには、1列2行のグリッドを作成してC1ChartとButtonを縦に並べます。Gridはデフォルトで1行1列なので、行列を設定するには<Grid.ColumnDefinitions><Grid.RowDefinitions>を設定し、<Grid.ColumnDefinitions>には列数分の<ColumnDefinition/>を、<Grid.RowDefinitions>には行数分の<RowDefinition/>を設定します。それぞれ、WidthとHeightプロパティで幅と高さを設定できます。今回は、次のように2行1列のグリッドを作成しています。
    <Grid x:Name="LayoutRoot" Background="White">
            <Grid.ColumnDefinitions>
                <ColumnDefinition Width="400"/>
            </Grid.ColumnDefinitions>
            <Grid.RowDefinitions>
                <RowDefinition Height="300"/>
                <RowDefinition Height="150"/>
            </Grid.RowDefinitions>
    </Grid>
    

 これで、下準備ができました。

※注

もし、Gridのサイズを確認したい場合は、Backgroundプロパティを「Yellow」などの色に変え、ShowGridLinesプロパティを「True」にします。

<Grid x:Name="LayoutRoot" Background="Yellow" ShowGridLines="True">
Gridの設定状態が見えるようになる
Gridの設定状態が見えるようになる

次のページ
ComponentOne Studio for Silverlight Chartコントロールの作成

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ComponentZine(ComponentOne)連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/5245 2010/06/17 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング