RoRとApacheの連携
RoRで作成したアプリケーションをApache上で動かすために、Phusion Passengerをインストールします。Phusion PassengerはRubyGemを通してインストールします。
# yum install httpd-devel # gem install passenger # /opt/ruby-1.8.7-p299/lib/ruby/gems/1.8/gems/passenger-2.2.15/bin/passenger-install-apache2-module
インストール後にコマンドラインに以下のように表示されます。
「/etc/httpd/conf.d/」ディレクトリの配下に、上記を例にRoRアプリケーション用設定ファイルを作成します。
例えば、RoRで「/var/www/html/sample」というディレクトリに作成したアプリケーションを指定したドメイン名で公開する場合はhttpd.conf内の「NameVirtualHost *:80」のコメントを外して「/etc/httpd/conf.d/」以下に「sample.conf」という設定ファイルを作成します。
NameVirtualHost *:80
<VirtualHost *:80> ServerName [ドメイン名] DocumentRoot /var/www/html/sample/public <Directory /var/www/html/sample/public> AllowOverride all Options -MultiViews </Directory> </VirtualHost>
RoRで作成したアプリケーションの「public」ディレクトリをDocumentRootにします。
他にもRoRで作成したアプリケーションを公開する場合は、上記sample.confと同様の設定ファイルを作成して「/etc/httpd/conf.d/」以下に配置します。
ServersMan@VPSではグローバルIPアドレスが付与されていますので上記の例のようにApacheのVirtualHost設定を有効にして、複数のドメインのサイトを契約した1つのVPSで運営することも可能です。
まとめ
Webアプリケーション開発のために新しいサーバーを準備するのは非常に手間がかかる作業です。
しかし、ServersMan@VPSでは利用料金の安さと利用開始まで待つ必要がないこと、マニュアルや管理ツールが充実していること、何かあった際にはVPS環境をすぐにリセットできることといったメリットがあり、手軽にサーバーのカスタマイズを試すことができます。まだVPSを利用されていない方も、次の機会に格安のServersMan@VPSを利用してみてはいかがでしょうか?