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Silverlight/WPFで使える逆引きTips集

Silverlight/WPFで使える逆引きTips集
――オートコンプリート機能編

(1) AutoCompleteBoxコントロール


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4. 最初に見つかった項目をテキストボックスに表示する

 通常、テキストボックス部分に文字が入力されると、データソースの中から候補を探し出してドロップダウン部分に表示します。

 このとき、一致する候補が1つであったとしても、テキストボックス部分は入力した文字が表示されているだけで、残りの文字は補完されません。

一致する項目が1つでもテキストボックスに表示されない
一致する項目が1つでもテキストボックスに表示されない

 IsTextCompletionEnabled プロパティをTrueに設定すると、ドロップダウンの中から最初に見つかった項目をテキストボックスに表示させることができます。

 下記の例では、テキストボックスに「L」と入力すると、ドロップダウンで最初に見つかる「Lemon」 をテキストボックスに表示します。

最初に見つかった候補をテキストボックスに表示する
最初に見つかった候補をテキストボックスに表示する

  下記にIsTextCompletionEnabledプロパティの使用例を示します。

XAMLの例
<sdk:AutoCompleteBox Height="28" Name="AutoCompleteBox1" Width="221" IsTextCompletionEnabled="True" />
VBの例
AutoCompleteBox1.IsTextCompletionEnabled = True
C#の例
AutoCompleteBox1.IsTextCompletionEnabled = true;
ポイント

 最初に見つかった項目をテキストボックスに表示するには、IsTextCompletionEnabledプロパティにTrueをセットする。

5. テキストボックスに表示されている文字列を取得する

 テキストボックスに表示されている文字列を取得するには、Textプロパティを参照します。

 下記は、[テキストボックスの文字を取得]ボタンがクリックされたときに、テキストボックスに表示されている文字列を取得して、メッセージボックスに表示する例です。

テキストボックスの文字を取得する
テキストボックスの文字を取得する
VBの例
' [テキストボックスの文字を取得]ボタンクリック時の処理
Private Sub getTextBoxStringButton_Click(ByVal sender As System.Object, 
    ByVal e As System.Windows.RoutedEventArgs) Handles getTextBoxStringButton.Click
    'テキストボックスの文字を取得して表示する
    MessageBox.Show(AutoCompleteBox1.Text)
End Sub
C#の例
// [テキストボックスの文字を取得]ボタンクリック時の処理
private void getTextBoxStringButton_Click(object sender, RoutedEventArgs e)
{
    // テキストボックスの文字を取得して表示する
    MessageBox.Show(AutoCompleteBox1.Text);
}
ポイント

 テキストボックスに表示されている文字列を取得するには、Textプロパティを使用する。

次のページ
6. フィルター処理が働き始める文字数を設定する

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HIRO(ヒロ)

HIRO's.NETのHIROです。とある半導体工場のSEです。VB.NET, C#, PowerShellによるプログラミングを楽しんでいます。最近はBlog でPowerShellについて書いています。2008/07/07にPowerShell from Japan!!というサイトを立ち上げまし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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