WindowPane作成の流れ
ここでは、ウインドウとなるWindowPaneと、この中にテキストを表示するLabelをフィールドに追加してあります。そして、initメソッド内でWindowPaneインスタンスを作成しています。では、基本的な処理の流れを整理しましょう。
WindowPaneインスタンスを作成します。これは単にnewするだけです。
dialog = new WindowPane();
各種のプロパティを設定していきます。ここでは以下のようなメソッドを呼び出しています。
- setTitle――ウインドウのタイトルを設定します。
- setDefaultCloseOperation――クローズボックスを閉じた時の処理を指定します。ここでれはWindowPaneクラスにあるHIDE_ON_CLOSEを指定し、ウインドウを非表示にしています。
- setWidth/setHeight――横幅・縦幅を指定します。引数にはExtentインスタンスを指定します。
- setVisible――表示・非表示の設定です。falseで非表示になります。
- setModal――ウインドウをモーダルにするかどうかを指定します。trueでモーダルになります。
ウインドウであるWindowPaneのコンテントペインを用意します。そして、これにLabelを追加し、WindowPaneに組み込みます。
ContentPane wpane = new ContentPane();
result = new Label("");
wpane.add(result);
dialog.add(wpane);
最後に、WindowPaneをWindowのコンテントペイン(pane)に組み込んで準備完了です。
pane.add(dialog);
後は、WindowPaneのsetVisibleでウインドウを表示・非表示させることができます。また、ウインドウに表示されるテキストは、WindowPaneのコンテントペインに組み込んでおいたLabelにsetTextして設定すれば変更できます。
このWindowPaneは、実際に表示してみると、タイトルバーを持って移動したり、右下部分をドラッグしてリサイズしたりと、ウインドウとしての機能を一通り持っていることが分かります。また基本的なコンテナコンテナなどの構造は、内部にコンテントペインを持ち、その中にコンポーネントを配置するなど、Windowとそっくりなことがよく分かるでしょう。
まとめ
今回は、Echoの基本的な使い方として、Webアプリケーションの基本部分から入力・イベント処理までをざっと説明しました。またサーバーサイドだけでなく、クライアントサイドでの実装例についても触れました。
Echoの最大の特徴は、サーバーサイドとクライアントサイドの両方でほぼ同じような実装が行えるという点ですが、実はもう一つ、非常に重要な点があります。それは、「サーバーサイドの場合、Javaのクラスだけで完結している」という点です。テンプレートも設定ファイルも一切必要とせず、ただJavaのクラスを書くだけで表示のすべてを完成できる、このようなフレームワークはあまり例を見ません。「Javaですべてを作りたい!」という人には、Echoは意外に強力な環境となるのではないでしょうか。
