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話題のあの人にインタビュー!

ミクシィハッカソン@デブサミが開催決定!
テーマは今後スマホでの利用拡大が期待される「mixi Graph API」


ミクシィ独自の開発スタイルを学ぶ「ミクシィハッカソン@デブサミ」

ミクシィの開発に対するこだわり

 ミクシィ社内の開発では、田中氏をはじめとする技術者がコードレビュアーとなり、コードレビューをしっかり行うことで、品質管理を徹底している。

 人事部の高橋氏は、品質管理に重点を置く理由に「ミクシィでは、1つ1つのサービスやコンテンツで独立して考えるのではなく、mixi全体で1つのサービスとして捉えている。1つのサービスをリリースすることにより、他のサービスに影響を与えることが多いため、高負荷に耐えるコード、品質の高いコードを作成することに常に重点を置いている」と述べた。

 開発に携わるエンジニアは、サービス企画段階から技術的な観点でプロジェクトに参加。長いときは仕様が固まるまで半年ほどかかるという。実際のコーディング作業は1人でも、開発~リリースまでの全てを1人で担当するということは0%。それまでのアイデアなどは常に話し合いが行われている。

 また、社内のコミュニケーションも活発で、IRCを使用して意見を交換している。毎日いろいろな意見が飛び交い、疑問を1文書いて質問すると、10行の回答が返ってくるという環境だ。また、仕事に直結しないような事柄でも流行の技術についてなど常に話し合っているため、勤務時間中は常に勉強しているといった感覚だという。つまりは、ミクシィで働くということ自体が、技術力が上がるということに繋がる。ハッカソンでは、このようなミクシィの開発の雰囲気を実際に感じることができるだろう。

ミクシィがハッカソンを実施する意図

 ハッカソンとは、複数のエンジニアが長時間、同じ場所に集まり、一緒に開発を行うイベント。今回、デブサミ2011で行われるミクシィ主催のハッカソンでは、mixi Graph APIの設計・プログラミングにかかわった担当者がチューターとなる。Webの技術に関する知識に詳しいチューターはもちろんのこと、Androidに詳しいチューターも参加する予定だ。

 今回、ハッカソンを実施する意図を、田中氏は次のように説明する。

 「チームでの開発、そして決められた時間の中の開発となると、単純にプログラムを書くだけではなく、調べ物なども分担しなければならない。そのやりとりの中で、他のエンジニアが使用している技術やツールなどの発見もあり、知らない人同士で作るのは刺激になる。いいものができる可能性は、個人プレーで開発をするよりも高くなるのではないか」

 また、ハッカソンでは、作りたいもののイメージが明確でないといけないわけではなく、「何が作りたいかわからない」という状態の人も参加すべきだという。コミュニケーションが必須のハッカソンならではの「チームでアイデアを出し合う」ことで、最初に作りたいものが明確に表せなくても、終わり頃にはある程度具体的に落とし込めるようになるからだ。

ソーシャルアプリケーションの発達によるサービスの変化

 これまでは、サービスを立ち上げてマネタイズの段階まで持って行くことが、投資や集客の面において非常に敷居が高いとされていた。しかしここ1年で、新しくサービスを立ち上げる際に初期投資なくユーザーを集められる時代へと変化したため、その敷居がぐっと下がっている。

 今後、ソーシャルアプリケーションが急成長し、市場が活性化したとき、これまで使われていた技術やサービスは従来のようにゲームのカテゴリに特化したものではなくなり、もっと社会に密着したものとして変化する、と田中氏は予想している。既に、エンタープライズ領域にもその要素はたくさん入ってきている段階であり、ソーシャルメディア上でのノウハウをエンタープライズ上で展開することも重要視されてくる。

 「Android/iPhoneアプリといったスマートフォンアプリも、ソーシャルプラットフォーム上がテーマになってきており、この現状がさらに自分たちのサービスを立ち上げる際のリスクを下げることに繋がっている。自分自身のサービスを作り上げるという点、そしてまだ未開拓の分野を利用するという点を勉強する意味でも、今回のハッカソンの参加は意義のあるものとなるだろう」

ミクシィハッカソン@デブサミの具体的なスケジュール

 ハッカソン参加者の対象となるのは、Web系エンジニアに限られたことではない。これまでスマートフォンアプリを開発してきたエンジニアや、今後スマートフォンアプリの開発にかかわっていきたいエンジニアなどが挑戦することも可能だ。普段、ミクシィのエンジニアをレビューしているコードレビュワー、いわばミクシィのトップ技術者がチューターとなっているため、非常に貴重な機会となっている。

 ハッカソンの参加条件は、プログラミング言語を使用して、完結したアプリケーションを1つ以上開発・公開した経験があり、何らかのWebサービス(RESTful APIやSOAPで公開されているもの)を利用してアプリケーションに組み込んだ経験があること。そして、mixi Graph APIの技術的仕様やアクセス手順について理解していること(開発ドキュメントなどはmixi Developer Centerにて公開)だ。

 上記の条件を満たし、mixi Graph APIを利用した何らかのアプリケーションを開発したいと考えているエンジニアを募集している(※無線LANを搭載したノートPCを当日持参できる人に限る)。

 今後のスケジュールとしては、ハッカソン実施の最低1週間前頃に、参加者を対象に「アイデアソン」が開催される。アイデアソンでは、参加者のチーム分け、およびチームごとにどんなアプリを作成するかを決定する。

 ちなみに、APIを使用して作成すれば、アプリの種類に縛りはない。作成されたアプリは投票でランキングが決定し、1位になったアプリはmixi Engineer's Blogで紹介され、賞品も贈呈される予定。また、ミクシィハッカソンのプレスツアーも検討している。今後の動向は、Developers Summit 2011 公式サイトを参照のこと。

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この記事の著者

中川 香菜子(編集部)(ナカガワ カナコ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/5632 2011/01/19 14:55

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