グーグルは10日(現地時間)、現在開催中のイベント「Google I/O」において、タブレット端末向けOSの最新版となる、「Android 3.1」を発表した。これにともない、SDKも更新されている。
Android 3.1は、タブレット端末向けとしてリリースされたAndroid 3.0のアップデートとなる。新APIとして、楽器やエクササイズ機器、ロボットなどのさまざまな機器とAndroidアプリケーションを連携させる「Open Accessory API」、USBホストモードを利用可能にする「USB host API」が追加されている。また、マウスやジョイスティック、ゲームパッドといった入力デバイスがサポートされ、ホームスクリーンウィジェットがリサイズ可能となった。
さらに、カメラの着脱を感知し、カメラ上のファイルやストレージの管理、ファイル転送などをサポートする「Media Transfer Protocol(MTP)」、VoIPや会議通話、音声ストリーミングのためのデータストリーミングを直接管理できる「Real-time Transport Protocol(RTP)API for audio」も搭載された。
Open Accessory APIに関しては、Android 2.3.4においてもオプションのライブラリとしてバックポートされ、同社が発売している「Nexus S」がOpen Accessory APIを最初にサポートするデバイスとなる。Android 2.3.4向けのOpen Accessory APIは、最新のGoogle APIs Add-Onに追加されている。
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