エクセルソフトは、Windows 8 Developer Previewに対応した、Jungo社のUSB/PCI/PCI-Expressデバイスドライバ開発ツール「WinDriver v11.00」を、6日に発売した。
新バージョンでは、Windows 8 Developer Previewをサポートするとともに、DriverWizardでWindows GCC(MinGW/Cygwin)用のコード生成を追加。また、DebianとRed Hat Package Manager(RPM)用のインストールパッケージを追加。さらに、Linuxカーネル3.2.4をサポートしている。
「WinDriver」は、USB、PCI、PCI-Expressのデバイスドライバをユーザーモードで開発できるツールキット。ドライバの開発にあたっては、OSの内部構造やカーネルレベルのプログラミング知識は必要ない。
また、短期間でドライバを開発可能な、グラフィカルな開発環境のウィザードによるハードウェア診断や、ドライバコードの自動生成およびドライバのデバッグを行うことができる。
なお、対応OSはWindows 8 Developer Preview/7/Server 2008/Vista/Server 2003/XP(x86 32bitまたはx64 64bit)、Windows CE.NET/Mobile、Linuxで、対応するOS間ではソースコードの互換性があり、32bitから64bitへのスムーズな移行が可能。
対応開発環境は、Visual Studio(C、VB、C#)、Borland C++、GCCなど。また、Visual Studio 2010をサポートする。さらに、ランタイムの配布ロイヤリティは無料。
さらに、汎用的なボードのサポートに加えて、XilinxやPLX、Altera、Cypress、Texas Instrumentsなど、主要なチップベンダーに対して拡張サポートを提供。また、WHQL認定可能なドライバを作成できる。
ラインアップと価格は、「WinDriver PCI for Windows」「WinDriver PCI Linux x86」「WinDriver PCI Linux PowerPC」「WinDriver USB Windows」「WinDriver USB Linux x86」が515550円、「WinDriver PCI Windows CE.NET」「WinDriver USB Windows CE.NET」が644700円(ともに税込)。
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