SQL Serverデータベースプロジェクトを使用した開発方法
SQL ServerオブジェクトエクスプローラーからSQL Serverデータベースプロジェクトを作成しオブジェクトを操作します。スナップショットを作成した後、本番データベースに変更を反映する方法を説明します。
1. SQL Serverデータベースプロジェクトを作成する
SQL Serverオブジェクトエクスプローラーで、SQL Serverデータベースプロジェクトを作成したいデータベースを右クリックし、[新しいプロジェクトの作成]をクリックします(図20)。
[新しいプロジェクトの作成]ダイアログが開きます。プロジェクト名、保存場所、オプションを確認し、[開始]ボタンをクリックするとプロジェクトが生成されます(図21)。
2. SQL Serverデータベースプロジェクトのオブジェクトを編集する
SQL Serverデータベースプロジェクトは、ソリューションエクスプローラー上に表示されます。ソリューションエクスプローラーから編集したいオブジェクト(例えば、[dbo]-[Tables]-[dbList.sql])をダブルクリックすると、通常のテーブル編集時と同様のテーブルデザイナーが表示されます(図22)。
通常のテーブルデザイナーと同じように操作をし、オブジェクトを変更します。変更が完了したら、変更を反映させるためにプロジェクトをビルドします。プロジェクトをビルドすることでデザイナーでの変更をプロジェクトに反映できます。プロジェクトをビルドしても、元の本番データベースには影響がありません。
3. SQL Serverデータベースプロジェクトのスナップショットを取得する
SQL Serverデータベースプロジェクトのオブジェクトを変更している過程で、現在の状況を保存しておくことができます。スナップショットを作成しておくことで、いつでもスナップショット取得時にロールバックしたり、スナップショット時のスキーマと現在のスキーマを比較したりすることができます。
スナップショットを取得するために、ソリューションエクスプローラーでSQL Serverデータベースプロジェクトを選択し、右クリックから[スナップショット プロジェクト]を選択します(図23)。
スナップショットを作成すると、ソリューションエクスプローラー上で、[Snapshots]配下に先ほど取得したスナップショットを確認することができます。
4. SQL Serverデータベースプロジェクトを本番データベースに反映させる
SQL Serverデータベースプロジェクトの変更を本番データベースに適用するために、ソリューションエクスプローラーでプロジェクトを右クリックし、[公開]を選択します(図25)。
[データベースの公開]ダイアログが表示されます(図26)。直接、データベースサーバーに変更を適用することもできますし、変更を適用するためのスクリプトを生成することもできます。
以上の操作で、SQL Serverデータベースプロジェクト使用したアプリケーション開発の簡単な流れを実施できました。