SQL Server Data Toolsのインストール方法
SQL Server Data Toolsをインストールする端末にVisual Studio 2010がインストールされていない場合は、Visual Studio 2010 Shellがインストールされ、Shell上でSQL Server Data Toolsが単独で提供されます。Visual Studio 2010がインストールされている場合は、Visual Studio 2010に統合されます。Visual Studio 2010のメニューバーにSQL Server Data Tools用のメニュー「SQL」と、プロジェクトテンプレートに「SQL Server データベースプロジェクト」が組み込まれます。
SQL Server Data Toolsをインストールするには、Microsoft Web Platform Installer 3.0を使用すると簡単にインストールできます。
1. Microsoft Web Platform Installer 3.0のダウンロードページにアクセスし、[今すぐダウンロード]ボタンをクリックしてダウンロードします(図2)。
2. ダウンロードしたインストールファイルを実行し、Microsoft Web Platform Installer 3.0をインストールします。
3. Microsoft SQL Server Data Toolsの横にある[追加]ボタンをクリックします。Microsoft SQL Server Data Toolsが表示されない場合は、右上の検索ボックスにMicrosoft SQL Server Data Toolsで検索してください。[インストール]ボタンをクリックし、インストールします(図3)。
SP1を適用していない、Visual Studio 2010がインストールされている環境にSQL Server Data Toolsをインストールしようとすると図4のエラーが表示されます。エラーが表示された場合は、ここからSP1を入手し、インストールしてください。
インストール完了したときの状態
Visual Studio 2010がインストールされている環境で、SQL Server Data Toolsを使用するには、Visual Studio 2010を起動します(もしくは、スタートメニュー上にあるSQL Server Data Toolsからも起動できます。SQL Server Data Toolsをクリックしても、Visual Studioが起動します)。SQL Server Data Toolsがインストールされていると、図5のようにバージョン情報に表示されます。
図6のように、メニューバーに[SQL]メニューと、[SQL Server オブジェクト エクスプローラー]が追加されます。SQL Server Data Toolsにかかわる作業をする際に使用します。
図7のように、プロジェクトテンプレートの[他の言語]-[SQL Server]に[SQL Server データベース プロジェクト]テンプレートが追加されます。[データベース]-[SQL Server]にも似たようなメニュー(注2)がありますが、SQL Server Data Toolsとは関係がありません。
SQL Serverデータベースプロジェクトの前身で、Visual Studio 2010 Premiumエディション以上で提供される、SQL CLRデータベースプロジェクトや、SQL Server 2008 データベースプロジェクトが含まれています。SQL Server Data Toolsが提供するSQL Serverデータベースプロジェクトは、誰でも使用できるようになり、操作性が向上した最新のプロジェクトファイルです。