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ComponentZine(ComponentOne)

ナビゲーションバーを持ったスライドショープログラムの作成

ComponentOne Studio Enterprise 2012JのC1NavBarコントロールを使った.NETアプリケーションの作成

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 フォームを作成する際、限られた面積をいかに有効に使うかは、開発者にとっても悩みどころ。ユーザーにとっても、操作方法が一目でわかるUIは、アプリを選ぶ時の重要なポイントと言えます。今回はComponentOne Studio Enterprise 2012Jのコントロールの中から、フォーム上に複数のパネルを表示し、ボタンで切り替えることができる「C1NavBar」を使って、画像をスライドショーで表示するアプリケーションを作成してみました。

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はじめに

 この連載では、限られた面積のフォームを有効に使うためのコントロールをいくつも紹介してきました。これまで解説したものの他にも、ComponentOne Studio Enterprise 2012Jには形態や動作の違うコンテナコントロールが何種類も収録されています。

 今回紹介する「C1NavBar」は、複数のパネルをボタンで切り替えて表示するコントロールです。各パネルにはコントロールを組み込むことができるので、操作やコンテンツのジャンルごとにパネルを区分けし、機能を整理してユーザーに提供できます。こうすることで、アプリケーションの操作の流れを明確にできるとともに、少ない面積のフォームを有効に活用できます。

 今回は、このC1NavBarコントロールを使って、画像をスライドショーで表示するアプリケーションを作成してみました。

指定したフォルダの画像ファイルをスライドショーで表示
指定したフォルダの画像ファイルをスライドショーで表示
左側に表示されるナビパネルを切り替えて設定を行う
左側に表示されるナビパネルを切り替えて設定を行う
ナビパネルでファイルの選択なども可能
ナビパネルでファイルの選択なども可能
ナビバーを閉じることもできる
ナビバーを閉じることもできる

対象読者

 Visual Basic、Visual C# 2010を使ってプログラムを作ったことのある人

必要な環境

 Visual Basic 2010、Visual C# 2010、Visual Studio 2010でプログラムが作れる環境。なお、今回から本プログラムはWindows 7(64bit)で動作するVisual Studio 2010を使用して作成し、動作確認を行っています。

※プログラム実行時の注意事項

 C1NavBarコントロールを使って作成したアプリケーションを配布する場合、Menus&Toolbars for Windows Forms 3.0Jのアセンブリファイルを添付する必要があります。これは、Common Language RuntimeのDLLをアプリケーションと一緒に配布するのと同じです。本記事のサンプルアプリケーションを正常に動作させるために、次のファイルをインストールする必要があります。


ファイル名 説明
C1.Win.C1Command.2.dll 本体アセンブリ
C1.Win.C1Command.4.dll 本体アセンブリ(.NET Framework 4/4 Client Profileでのみ使用可能)

 上記のファイルを、プログラムを実行するフォルダに格納します。.NET Framework 2.0から追加されたクラスやメンバを使用しているので、.NET Frameworkのバージョン2.0以上がインストールされていることが必須条件です。

次のページ
コンポーネントのインストール

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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