Googleは、同社がJavaScriptの代替として開発を進めているオブジェクト指向のプログラミング言語「Dart」のベータ版を、19日(現地時間)にリリースした。
今回リリースされた「Dart」のベータ版には、SDKとエディタが含まれ、パフォーマンスと生産性を向上している。
「dart2js」のおもな変更点は、dart:typed_dataサポートの追加や、結合型を使用した型判別機能の向上、複数のクラスが混在したコードの共有機能の実装など。また「Dart VM」は、さまざまなベンチマークでM4リリースの成績を上回っており、完全なSIMDアクセラレーションを実装する。
ほかにも、エディタとSDKには20%高速化したアナライザが搭載されており、エディタはクイックフィックスとリファクタリング強化され、コードフォールディングやMark Occurrencesが再実装されるなど、多数の変更が加えられた。
なお、JavaScript UIフレームワークであるPolymerの実装については、現在作業が進められている。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です