今回リリースされた「Dart」のベータ版には、SDKとエディタが含まれ、パフォーマンスと生産性を向上している。
「dart2js」のおもな変更点は、dart:typed_dataサポートの追加や、結合型を使用した型判別機能の向上、複数のクラスが混在したコードの共有機能の実装など。また「Dart VM」は、さまざまなベンチマークでM4リリースの成績を上回っており、完全なSIMDアクセラレーションを実装する。
ほかにも、エディタとSDKには20%高速化したアナライザが搭載されており、エディタはクイックフィックスとリファクタリング強化され、コードフォールディングやMark Occurrencesが再実装されるなど、多数の変更が加えられた。
なお、JavaScript UIフレームワークであるPolymerの実装については、現在作業が進められている。