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「PyCon Taiwan 2013」レポート

PyCon Taiwan 2013レポート
~二日目

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 台湾で開催されたPythonプログラミングに関するカンファレンス「PyCon Taiwan 2013」の参加レポート第3弾です。本稿ではイベント二日目の様子をお届けします。

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招待講演と基調講演

 鈴木たかのりです。

 PyCon Taiwanの2日目は、招待講演(Guest Speech)と基調講演(Keynote Speech)がありました。それぞれ簡単に紹介します。

Pythonic Epistemology

 Allen Downey氏の招待講演は、中継によって行われました。氏は大学でコンピューターサイエンスを教えているとのことで、おそらくその部屋からの中継のようです。

 台湾の会場では2画面を使って、講演をしているAllen Downey氏と資料を映しだしていました。発表にはGoogle Houngoutsを使用して、スライドの共有にはSkypeを使っているのが個人的には興味深かったです。

 内容としては課題があって、それをPythonでこう書くと綺麗にアルゴリズムが評伝できるよという解説があり、実際に授業を受けているような気持ちになりました。プログラミングは目的ではなくて、課題を理解するための道具であるといって話をしていました。

Allen Downey氏によるGuest Speech
Allen Downey氏によるGuest Speech

 Allen Downey氏が書いたThink Pythonという書籍もあり、Think Python:How to Think Like a Computer Scientistから全文を読むことができるようです。興味を持った方は読んでみるとよいかもしれません。

Building to scale

 2日目の基調講演は、David Cremer氏によるBuilding to scaleというスケーリングに関する話です。

 氏は、tenXerというデータ解析ツールを開発する会社で働いているそうです。現在携わっているtenXerやDisqusSentryでの経験を元に話をしていました。

Daivd Cramer氏
Daivd Cramer氏

 スケーリングに対応するための例としてSQLで実装していた部分を一部Redisなどのkey-value storeに切り替えたり、Celeryを使用して非同期でタスクを実行した場合などが示されていました。

 最後にまとめとして"Complex problems do not require complex solutions"(複雑な問題は複雑なソリューションを必要としない)としてまとめていたのは、個人的に納得ができるものでした。

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この記事の著者

鈴木 たかのり(スズキ タカノリ)

PyCon JP 2016座長。 株式会社ビープラウド所属部内のサイトを作るためにZope/Ploneと出会い、その後必要にかられてPythonを使い始める。PyCon JPでは2011年1月のPyCo...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

清水川 貴之(シミズカワ タカユキ)

ドキュメンテーションツール Sphinx のメンテナ。 Sphinx-users.jp 運営。 一般社団法人PyConJP理事。 株式会社ビープラウド所属。 著書/訳書:「Pythonプロフェッショナルプログラミング第2版」「Sphinxをはじめよう」「Pythonプロフェッショナルプログラミング」「エキスパートPythonプログラミング」。 http://about.me/shimizukawa

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宵 勇樹(ヨイ ユウキ)

PyCon JP 2012お手伝い。Pythonは主にTwitter Botを作るのに使用。機械学習にも興味があり、PRML勉強会,R,Web Mining系の勉強会を主催、参加。Twitter: @showyou サイト: White scenery @showyou

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https://codezine.jp/article/detail/7238 2013/07/19 14:00

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