Windows Azure:新しい仮想マシン、Active Directory、多要素認証、Storage、Webサイト、費用上限の改善
Windows Azureにいくつか大きなアップデートをリリースしました。例えば、以下のようなものがあります。
- コンピュータ:新しい2-CPU Core 14 GB RAMのインスタンスオプション
- 仮想マシン:Oracleソフトウェアイメージのサポートと停止中VM上の管理操作
- Active Directory:よりリッチなディレクトリ管理と多要素認証サポートを一般公開
- 費用の上限:費用の上限のリセット、上限に達しても仮想マシンが削除されなくなるように改善
- Storage:新しいStorage Client Library 2.1のリリース
- Webサイト:IPおよびドメイン制限のサポート
上記の新機能はすべて現在使用可能です。以下はその詳細になります。
コンピュータ:新しい2-CPU Core 14 GB RAMのインスタンス
Windows Azureにメモリ集約的インスタンスをリリースしました。A5と呼ばれるこの新しいインスタンスは、2つのCPUコアと14ギガバイト(GB)のRAMを持っており、仮想マシン(WindowsとLinuxの両方)とクラウドサービスで使用できます。
この新しいA5コンピュータオプションはすぐに使用可能です。価格設定についての追加情報は、Windows Azure Webサイト上の価格詳細ページにあるクラウドサービスと仮想マシンセクションで確認できます。
仮想マシン:Oracleソフトウェアイメージのサポート
今夏、MicrosoftとOracle間の戦略的パートナーシップについて、また、Windows Azure仮想マシンでOracleソフトウェアの実行をサポートできるようにすることについて、発表しました。
現在、Oracleソフトウェアライセンスがついた、Oracleデータベース、Oracle WebLogic Server、JavaSEをさまざまに組み合わせて、Windows上で実行する事前構成された仮想マシンイメージを展開できます。これらの展開準備が整っているOracleソフトウェアイメージにより、開発、テスト、展開、およびエンタープライズアプリケーションの簡単なスケーリングなどに対して、費用対効果の高いクラウド環境の迅速なプロビジョニングを可能にします。このイメージは、Windows Azure管理ポータルにある標準の"Create Virtual Machine"ウィザードで選択できます。
プレビュー時、これらのイメージは、標準のWindows Server VM料金に追加料金なく提供されます。プレビュー期間が終了すると、これらのOracleイメージは1か月間に何分使用したかに基づいて請求されます。
Oracleのライセンスモビリティにより、すでにOracleソフトウェアライセンスをお持ちの既存のOracleのお客様にも、Windows Azure上でそれらを展開できる柔軟性が適用されます。Windows Azure上のOracleの詳細については、windowsazure.com/oracleで、Oracleのイメージに関する技術的ウォークスルー文書をご確認ください。
仮想マシン:停止中VMの管理操作
今回のリリース以降、停止中/割当解除の仮想マシン上で管理操作が実行できるようになりました。
以前は、VMサイズの変更、ディスクの添付および切り離し、エンドポイントの設定、ロードバランサ/可用性の設定などの操作を行うためには、VMは実行させておく必要がありました。現在は、停止中のVMを起動することなく、すべての操作を実行することが可能になりました。