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【新刊紹介】『作ればわかる! Titanium Mobileプログラミング』、JavaScriptの基礎から実用例までを解説

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2014/09/16 17:30

 CodeZineにて「MBaaSと連携するAndroidアプリを作る」を好評連載中の金宏和實さんの新刊、『作ればわかる!Titanium Mobileプログラミング SDK3対応』が発売されました。Webアプリケーションで広く使われているJavaScriptを使って、iOS/Android向けのネイティブアプリを作れる「Titanium Mobile」の入門書です。

 本書では、Titanium Mobileで実用的なiOSアプリを作りながら、Titanium Mobile/JavaScriptによるアプリ開発の基礎知識と、プログラミングの方法を学びます。最新メジャーバージョンのSDK3に対応しています。

著者からのコメント

 読者のみなさんはもうスマホのプログラミングは始めていますか。


 iPhoneやiPadのアプリは、Objective-C言語でプログラムを作成するのが主流です。Objective-Cはオブジェクト指向のC言語ですから、初心者にとっては簡単な言語ではありません。また、その書き方はかなり独特です。


 一方、Android向けのアプリはJava言語で作成します。Javaもオブジェクト指向の本格的なプログラム言語で、使いこなすには覚えなくてはいけないことがたくさんあります。


 パソコン用のプログラミング言語はたくさんあるのに、スマホ向けのプログラミング言語の選択肢はあまり多くはありません。


 スマホをいじっていて、こんなアプリがあったらいいなとアイデアを思いついても、Objective-CやJava言語でプログラムが書けるようになるには時間が掛かりすぎます。


 Titanium Mobileなら、JavaScriptでスマホのアプリが書けます。JavaScriptは入門しやすい言語です。JavaScriptはその名の通りスクリプト言語なので、ちょっとしたコードを書いて動かしてみるということが元々、簡単にできます。 多くのブラウザでサポートされているので、一度は学んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。


 では、名前のよく似たJava言語に比べて、JavaScriptは簡易的な言語でできないことが多く、すぐに限界が見えてしまう言語なのでしょうか。そんなことはありません。JavaScriptはオブジェクト指向で拡張性のある言語です。


 でも、そんなJavaScriptにも欠点はあります。文法的にはC言語に似ているのですが、プログラマが書いたコードを厳密に文法チェックするよりも、なんとか動かそうとします。そのサービス精神が仇となり、バグをあるプログラムを作ってしまったり、グローバル汚染というお行儀の悪いメモリの使い方をしてしまう危険性があります。


 本書の前半部分では文法的に気を付ける点やグローバル汚染にならない変数の使い方などについて解説しています。


 JavaScriptがもっとも得意にする分野のひとつが、非同期処理によるWebサービスの利用です。受け取ったJSONデータの利用も簡単にできます。他の言語で書くよりも本当に簡単に記述できるのです。本書の後半部分はWebとの連携を中心 に解説しています。


 9章ではMVCフレームワークAlloyについて説明しています。Alloyを使うと、UI部品の配置、スタイルと実際の処理を分けて記述することができます。1ファイルにとりあえずコードを書き始めて、必要に応じて、ファイル分割して行くプログラミングスタイルが初学者にはわかりやすく、また、経験者にとってもお気軽です。今後、大規模な処理はAlloyを使って書くことになるでしょう。


 また、Titanium Mobileの提供元である米Appcelerator社はAppcelerator Cloud ServicesというMBaaS(Mobile Backend as a Service)も提供しています。 MBaaSを利用するとサーバーと連携するアプリが簡単に作成できるのはこの連載でもお伝えしている通りです。


 10章ではAppcelerator Cloud Servicesと連携するアプリの作成について解説しています。


 本書の目的は、比較的敷居が高いiOSのアプリ開発をJavaScriptでできるようになってもらうことです。ですから、単なる機能の紹介に終わることのないように留意して、こんな風に考えてアプリを作ったらいいですよと解説しました。ぜひ、お読みください。


 JavaScriptと、Codezineに連載しているMBaaSはどちらもアイデアを形にするのに時間が掛からないのです。

仕様

目次

第1章 Titanium Mobileによるアプリの作成
  • 1-1 Titanium Mobileの特徴を理解しよう
  • 1-2 開発環境を整えよう
  • 1-3 開発ツールTitanium Studioを理解しよう
第2章 JavaScriptの基礎知識
  • 2-1 JavaScriptの基本文法
  • 2-2 JavaScriptの演算子
  • 2-3 JavaScriptの制御文
第3章 TitaniumによるUI構築の基本
  • 3-1 UIの作り方
  • 3-2 UIコンポーネントを知る
第4章 実践的な画面遷移アプリの作成
  • 4-1 本章で作成するアプリ
  • 4-2 CommonJSスタイルでコードを分割する
  • 4-3 画面遷移の方法―ナビゲーションの利用
  • 4-4 NavigationWindowによる3階層の画面遷移
  • 4-5 TabGroupによる画面遷移
第5章 SQLiteデータベースを使うアプリの作成
  • 5-1 本章で作成するアプリ
  • 5-2 SQLiteデータベースの基礎
  • 5-3 SQLiteデータベースを使う
  • 5-4 外部で作成したSQLiteデータベースを取り込む
  • 5-5 商品テーブルの保守処理
第6章 Webサービスの利用
  • 6-1 本章で作成するアプリ
  • 6-2 WebサービスからJSONデータを読み込む
  • 6-3 もっと実用的なアプリにする~実用的なデータ表示
  • 6-4 アプリとして完成させる~イベントの詳細表示
  • 6-5 ListViewを使う
  • 6-6 FindATND2のListView版を作る
第7章 iPadに特化したアプリの作成
  • 7-1 本章で作成するアプリ
  • 7-2 iPad専用部品を使う
  • 7-3 Popoverのもう少し実用的な使い方
第8章 おらがまちの電子データの利用
  • 8-1 本章で作成するアプリ
  • 8-2 電子行政オープンデータを使うアプリを作ろう
  • 8-3 地図を使う~Modules.Mapの基本
  • 8-4 ウォーキングコースの描画
  • 8-5 他のオープンデータも使ってみよう
  • 8-6 位置情報と連動する
第9章 Alloyによるアプリの作成
  • 9-1 本章で作成するアプリ
  • 9-2 MVCフレームワークAlloyを使う
  • 9-3 AlloyでSQLiteデータベースを使う
第10章 Appcelerator Cloud Servicesと連携するアプリの作成
  • 10-1 本章で作成するアプリ
  • 10-2 Twitterライクな投稿アプリを作る
  • 10-3 写真投稿アプリを作る
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