プログラミング
UE4ではプログラミング環境として、ブループリントとC++が公式にサポートされています(他にも非公式ながらC#もサポートされています)。
ブループリントとは、UE4から搭載されたノードベースのビジュアルスクリプティング環境であり、UE4でのプログラミングは基本的にブループリントを使用します。この環境では、1つの機能がボックスとして独立して表示されており、それらボックスをノードで接続することで、実行順序や値の入出力を指定します。ビジュアルで観ながら操作するため、プログラマーはもとより、アーティストやゲームデザイナーなどの非プログラマーであっても取り組みやすいでしょう。
ノードベースのプログラミング環境なので、プログラマーにとっては文法的に貧弱な環境のように思えるかもしれません。しかし、ブループリントはオブジェクト指向言語的な機能も備えていますので機能不足で不満を持つことは少ないでしょう。
また実行時にも、どのノードを通って実行されるのか視覚的に判断できるようになっています。
場合によってはブループリントのみではゲーム開発できないでしょう。既存のC++のコードを流用する場合は、ブループリントとC++を組み合わせてプログラミングします。C++のコードをビルドする場合は、その開発環境に応じてコンパイラなどをインストールする必要があります。Windows向けアプリケーションであれば、Visual Studio 2013(Expressでも可)が必要です。
ゲームを実行してみる
では、ゲームを作成してみましょう。ここでは、一人称視点シューティングゲームのプロジェクトを作ってみます。
プロジェクトを作成、実行する
UE4のプロジェクトは、様々なゲームジャンルのテンプレートから生成します。用意されているテンプレートには、一人称視点シューティングゲーム、三人称視点シューティングゲーム、スクロールシューティングゲーム、テーブルゲーム、2Dのスクロールゲーム、レースゲームなど、豊富に用意されています。
では、一人称視点シューティングゲームのプロジェクトを作ります。これに適したテンプレートはFirst Personです。
[新規プロジェクト]→[ブループリント]を選択し、First Personを選択します。あとはプロジェクトの保存先フォルダと名前を指定して、[プロジェクト作成]を押します。これで、一人称視点のシューティングゲームのプロジェクトができました。
このプロジェクトにはプレイヤーキャラクターやレベル構成など必要な基本要素は一通り含まれていますので、すでに遊ぶことが出来るようになっています。ゲームを実行するには、エディタにある[プレイ]をクリックします。
操作方法は、カーソルキー(WASDキー)で移動、マウスで向きの変更、左クリックでショットとなっています。
また、レベル内には白い箱が積まれている箇所があり、その箱に向けてショットすると、箱が物理運動に沿ってはじき飛びます。このような物理運動も最初から設定されています。
この先は、レベルを編集してよりステージらしくする、敵を追加してプレイヤーの邪魔をするといった、よりゲームらしい追加を行っていきます。
学び方
ここまでで、テンプレートを使ったゲームの作り方までは分かりました。では、この先、引き続きゲームを制作するにはどのように進めていけば良いのでしょうか。ここでは、UE4に関する情報収集の方法について解説してきます。
UE4には、オンラインドキュメントやチュートリアル(動画)が豊富に用意されています。ドキュメントは、ほとんどが日本語化されているのでスムーズに読みすすめていくことができるでしょう。また、チュートリアルも機能別に豊富に用意されており、動画を参考に操作していくことで機能の理解や操作方法の習得もスムーズになるでしょう(説明は英語ですが、字幕表示ができますし、一部の動画は日本語字幕で表示されます)。
また、ラーニングにはサンプルも豊富にあるので、それらをダウンロードし、実際に動かしてみるのもよいでしょう。
さいごに
時代の流れとはいえ、このようなプロユースのゲームエンジンが無償で利用できるようになったのは、エピック・ゲームズの英断によるものでしょう。今までは「お金が掛かるから……」と手が出せなかった人も気軽に使うことができます。あとはやる気次第で市販ゲームと同等のゲームが作れますので、この機会に、ぜひUE4で素晴らしいゲームを作って下さい。





