Amazon Web Services(AWS)は、モバイルアプリ開発におけるユーザーIDとアクセスの簡略化、およびクロスデバイス/クロスプラットフォームでのデータ同期を可能にするサービス「Amazon Cognito」を、9月22日に東京リージョンでも利用できるようにした。
「Amazon Cognito」は、パブリックなIDプロバイダや独自の認証システムと連携して、デバイスやプラットフォームをまたがるアイデンティティを生成し、任意のポリシーによる一時的なクレデンシャルの発行を可能にする「Amazon Cognito Identity」を搭載しており、パブリックなIDプロバイダとしてAmazon、Facebook、Twitter/Digits、Google+をサポートするとともに、OpenID Connect(OIDC)に準拠する。
さらに、アプリケーションの設定やゲームの状態など、あらゆる種類のデータをAWSクラウドに保存し、クロスデバイス/クロスプラットフォームで同期できる「Amazon Cognito Sync」を備えている。「Amazon Cognito Sync」には、Amazon SNS Mobile Pushとの連携が可能な「Push Sync」や、Amazon Kinesisと連携してデータ更新や同期をイベントとしてStreamで受け取れるようにする「Amazon Cognito Streams」、「Amazon Cognito」の重要なイベントに呼応してAmazon Labdaのファンクションを実行できる「Amazon Cognito Events」を用意する。
利用料金は、同期用のデータストアに保存されたデータの合計量と同期オペレーションの実行回数によって決まり、最初の12か月間は1か月あたり10GBのデータストア容量と100万回の同期オペレーションを無料で使える。なお、無料利用枠を超えた場合は、同期オペレーション1万回あたり0.15USドル、データストア容量1GBあたり月額0.15USドルを請求する。
【関連リンク】
・Amazon Web Services
・「Amazon Cognito」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です