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キャリアインタビュー

「福岡にUターンして得られた充実感」――アンダス森藤さん


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 福岡市でWebマーケティング支援を行うIT企業アンダスのエンジニア、森藤貴之さん。東京でのシステム開発の出向は、かなりつらい経験だったが、福岡に戻ってからは充実の日々だという。地方創生のブームの中、福岡のIT企業が活性化している。エンジニアにとっての福岡の魅力とやりがいについて語ってもらった。

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アンダス株式会社 オリジナルプロダクト事業部 開発・保守ユニット/リーダー 森藤貴之
アンダス株式会社 オリジナルプロダクト事業部 開発・保守ユニット/リーダー 森藤貴之

Uターンとキャリアチェンジ

―東京からUターンして実際のところ、エンジニアとしてはいかがですか?

 もともと福岡でシステム開発会社に就職したのですが、東京の大手通信系の開発会社への出向になったんです。その会社は、通信系、旅行会社など、そうそうたる大手の企業と契約していて、どんどん出向させられる。最初は、「ここは修行の場だ」と割りきってやっていました(笑)。

―経験としては、決して無駄ではなかったと。

 最初はそう思い込んでいたんですが、一週間、寝る時間もなくて、家に帰れないなんていうのはザラで、トイレで寝ていたりしてましたから。3年たって、スキルもついたのでもういいだろうと、地元の福岡に戻ることに決めました。

―せっかく東京に出てきたのに福岡に戻ることに抵抗はなかったんですか?

 もともと、大学は九州産業大学のデザイン学科だったので、地元でクリエイターになりたかったんです。東京でJavaやPHPに関するスキルを身につけていたので、Webの仕事は、デザインだけではなく、システムの部分もこなせるので、ある程度やっていけるだろうという自信はありました。

 東京にいて感じたのは、情報は豊富なんだけど、各所に散らばっているということ。福岡なら、市内の天神あたりに集中していて、人も情報もそこに集まっている。エンジニアともクリエイターともすぐにつながることができるので、チームが作りやすいと思ったんですね。あとデスマーチ的な仕事もそれほどない。まあ忙しくはあるんですが、東京と違ってもう少しゆとりをもって仕事ができる。街でありながら、近くに海もあるし、住みやすく環境も良い。クリエイターとしてもインスピレーションが得やすい。そこで戻ってきて、とりあえずフリーランスのクリエイターになりました。

アンダスはテクノロジーとクリエイティブの両方の夢をかなえてくれた。

アンダス株式会社 オリジナルプロダクト事業部開発・保守ユニット/リーダー 森藤貴之
アンダス株式会社 オリジナルプロダクト事業部開発・保守ユニット/リーダー 森藤貴之

―アンダスへの入社のきっかけは?

 フリーランスの仕事でWebデザインもやっていて、その時全盛だったFlashやActionScriptをがりがり書いていました。それで、「ActionScdript 福岡」と検索したらアンダスが出てきたので応募したんです。

 それで、アンダスの前田社長に会って、いろいろと話を聞いていると「これからどんどん手を広げていくよ」というんです。そういう時期なら自分の可能性も試せるだろうと思いました。アンダスには、スマイルツールズという、ネット通販のためのツールの構想があって、その立ち上げの段階から参加させてもらいました。

―受託開発ではなく、自社製品を作っていく醍醐味みたいなものもありますか?

 そうですね。もともと自社のお客さま向けのツールを、ネット通販会社の誰もが、使えるものにして、それまで培ってきたネット通販専門のスキルやコンサルティング力を反映させたものにするというプロジェクトなので、非常にやりがいがあるんです。

 また、Webマーケティングのプロたちが社内のすぐそばにいる環境なので、どういうものが求められているかということが自然と分かっていきました。

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この記事の著者

京部 康男(Biz/Zine編集部)(キョウベ ヤスオ)

翔泳社メディア事業部 統括編集長、Biz/Zine(ビズジン)の統括および、EnterpriseZine(エンタープライズジン)に関わる他、カンファレンス、セミナー、書籍などの企画・制作に従事。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/9032 2015/10/28 15:27

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