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AngularJSアプリ開発を支援する便利モジュール

Markdownテキストを整形するAngular Markedとコードをハイライト整形するAngular Highlightjs

AngularJSアプリ開発を支援する便利モジュール(11)


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Markdownテキストの指定方法

 Markdownテキストは、ng-includeディレクティブで指定する他にも、以下のような方法があります。

(1)要素を利用する

 別ファイルにするほどではない短いテキスト、もしくは、本体テキストとまとめて管理した方が良いテキストであれば、そもそも要素でMarkdownテキストを指定しても構いません。

リスト3 marked2.html
<marked>
# ui-event [![Build Status](https://travis-ci.org/angular-ui/ui-event.svg?branch=master)](https://travis-ci.org/angular-ui/ui-event)
...中略...
Add the specific module to your dependencies:
</marked>

(2)スコープ変数経由で取得する

 スコープ変数経由でmarked属性に引き渡すこともできます。以下の例では、便宜的にリテラル値としてMarkdownテキストを代入していますが、一般的には$http/$resourceサービスなどを使って、外部サービスからコンテンツを取得することになるでしょう。

リスト4 marked3.html
<div marked="readme"></div>
リスト5 marked3.js
angular.module('myApp', ['hc.marked'])
  .controller('MyController', ['$scope', function($scope) {
    $scope.readme = '# ui-event [![Build Status](https://travis-ci.org/angular-ui/ui-event.svg?branch=master)](https://travis-ci.org/angular-ui/ui-event) ~';
  }]);

(3)JavaScript上で変換する

 markedサービスを注入することで、JavaScript上で明示的にテキストを変換することもできます。変換したテキストを更に操作したい場合には便利です。

リスト6 marked4.html
<!DOCTYPE html>
<html ng-app="myApp">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<title>AngularJS</title>
<script src="bower_components/angular/angular.min.js"></script>
<script src="bower_components/marked/marked.min.js"></script>
<script src="bower_components/angular-marked/dist/angular-marked.min.js"></script>
<script src="bower_components/angular-sanitize/angular-sanitize.min.js"></script>
<script src="scripts/marked4.js"></script>
</head>
<body ng-controller="MyController">
<div ng-bind-html="readme"></div>
</body>
</html>
リスト7 marked4.js
angular.module('myApp', ['hc.marked', 'ngSanitize'])
  .controller('MyController', ['$scope', 'marked', function($scope, marked) {
    $scope.readme = marked('# ui-event [![Build Status](https://travis-ci.org/angular-ui/ui-event.svg?branch=master)](https://travis-ci.org/angular-ui/ui-event) [![npm version](https://badge.fury.io/js/angular-ui-event.svg)](http://badge.fury.io/js/angular-ui-event) ~');
  }]);

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト(ウイングスプロジェクト)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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