米Adobeは、クリエイティブスイート「Adobe Creative Cloud」に含まれるツールとサービスのメジャーアップデートの提供を、6月21日(現地時間)に開始した。Creative Cloudメンバーなら、無償でダウンロードできる。
最新の「Adobe Creative Cloud」では、写真やグラフィックのマーケットプレイスである「Adobe Stock」とアプリケーションとの連携を強化し、ワンクリックで画像やビデオを選択して配置可能で、アプリ内購入機能によってライセンスの直接購入にも対応する。また、「Adobe Stock」でのプレミアムコンテンツサービス「プレミアムコレクション」や、自身の作品の展示・販売機能も提供している。
各アプリケーションは、さまざまな機能追加やパフォーマンス向上が行われており、「Photoshop CC」では「コンテンツに応じた切り抜き」「顔立ちを調整」「マッチフォント」、「Adobe After Effects CC」では「Character Animator(プレビュー版)」、「Adobe Premiere Pro CC」では「Virtual Reality(VR)機能」といった新機能が追加された。
さらに、UXデザインツール「Adobe XD(プレビュー版)」はドイツ語、フランス語、日本語に対応し、「Adobe Illustrator CC」ではアセットおよびアートボード書き出しの高速化、「Photoshop CC」ではフォントメニュー表示や「コンテンツに応じた塗りつぶし」の高速化などのパフォーマンス向上が行われている。
このほか、「CreativeSync」には、チームでのコラボレーションを実現し、権限レベルでの制限に対応した読み取り専用の「Creative Cloud Libraries」を新たに収録した。さらに、企業のファイヤウォール内でコンテンツの作成、コラボレーション、配信を迅速に行うための法人向けプラン「Creative Cloudエンタープライズ版」の提供も行う。
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