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Oracle Database Cloudでいってみよう! ~ 【特別編】

「機械学習」サービスの3つの提供形態と正しい選び方

Oracle Database Cloudでいってみよう! 〜 【特別編】第2回

オラクルが提供する機械学習サービス

オラクルはアプリケーション、ミドルウェア、インフラと製品・サービスを幅広く手がけているため、今回紹介した組み込み型、プラットフォーム型、ライブラリ型のいずれの形態でも機械学習を提供しています。

組み込み型に関しては、HCM(Human Capital Management:人事情報管理)、ERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)、EPM(Enterprise Performance Management:ビジネス業績管理)といった業務アプリケーションに組み込む形で、オンプレミスでもクラウドでも提供しています。例えば「HCM Cloud」は、従業員のパーソナリティや評価、目標といった人事データを一元管理するクラウドサービスで、蓄積されたデータを元に機械学習を行っています。そこから、パフォーマンスが高くて離職の確率が高い人材を割り出し、離職の確率が高く出る要因を表示してくれます。

オラクルのHCM Cloud
オラクルのHCM Cloud

プラットフォーム型として挙げられるのは「Oracle Database Cloud Service」です。実は、Oracle Database Cloud Service自体が機械学習プラットフォームとなっています。Oracle DatabaseのAdvanced Analyticsオプション機能によって、Oracle Database内のデータに対して、機械学習を実施することができます。データベースのデータを他のサーバーに移さずに機械学習を行えるため、たとえデータが大容量であっても、その分析は短時間で終えられます。

プラットフォーム型:Oracle DatabaseのAdvanced Analyticsオプション機能
プラットフォーム型:Oracle DatabaseのAdvanced Analyticsオプション機能

GUIインターフェースとして「Oracle Data Miner」を提供しており[1]、アイコンのドラッグ&ドロップで機械学習フローを簡単に設計できます。クラウド環境でも提供されており、1時間ごとに数百円で利用できるので、これから機械学習分析に取り組んでみようという方にもお勧めです。

ライブラリ型としては、Oracle Database内のテーブルをR言語で操作可能にし、Rの機械学習処理をOracle Databaseにオフロードする「Oracle R Enterprise」を提供しています。Oracle R EnterpriseはR言語の拡張ライブラリのため、Rユーザーであれば新しいことをほとんど覚えることなく利用できます。

ライブラリ型:Oracle R Enterpriseのイメージ
ライブラリ型:Oracle R Enterpriseのイメージ

*    *    *

日々新しい機械学習サービスが出ており、棲み分けはどんどん複雑になっています。ただ、それぞれのサービスには生まれた背景があり、それぞれに合った用途があります。自分に合った機械学習サービスを選ぶことができれば、これまでの業務を大幅に効率化でき、新しいビジネスへのきっかけがつかめるでしょう。

[1]: Oracle Data Miningの機械学習機能はライブラリ型でも提供しており、SQLから機械学習処理を呼び出せます。

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Oracle Database Cloudでいってみよう! ~ 【特別編】連載記事一覧
この記事の著者

小川 幹雄(オガワ ミキオ)

日本オラクルのクラウドアーキテクト。データサイエンスにおけるオラクルクラウドのソリューション構築を担当。機械学習、グラフ分析、ビジュアライズ分析とデータ分析をライフワークにしている。プライベートでも分析関連の論文などを読んでいることが多い。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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