これまで、Angular 2のソースコードはTypeScriptによって書かれており、JavaScriptとDartの両方にコンパイルされていたが、今後はコードベースをDart版とTypeScript/JavaScript版に分割する。また、Dart版Angularの専従チームも結成される。
今回のコードベースの分割によって、Dartを利用している開発者はフレームワークをDartの流儀で使えるようになるほか、TypeScriptでは利用できないDart固有の機能を使えるようになる。また、高速化も期待できる。
このほか、GoogleはDart版Angular 2向けの素材デザインを収録したライブラリをあわせてリリースした。
なお、今回のコードベースの分割は、APIの整理やパフォーマンスの向上、コントリビューションがしやすくなるなど、TypeScript/JavaScriptユーザーにとってもメリットがあるものとなっている。