エンジニアがユーザー調査から参加する意味とは?
Yahoo!知恵袋の例では、ユーザーインタビューの計画段階からエンジニアのメンバーも参加しました。エンジニアが案件初期から参加する意味について、実際に参加したエンジニアの声をいくつか紹介します。
ユーザーニーズの背景を理解できる
「ユーザーの思いもよらない操作があったり、なぜその操作をしたかの背景を知ることができて参考になった」
エンジニアがユーザー調査に参加して直接ユーザーの行動を見ることで、ユーザーがどのようにサービスを利用するのかを具体的に知ることができます。なぜそのような使い方をするのか、その理由を知ることができます。結果的にエンジニアでもユーザーニーズを深く理解できるようになります。
納得感をもって開発できる
「ターゲットユーザー像のイメージがあらかじめ共有できていたので、開発フェーズの途中で何度か仕様変更が発生したが、納得感があった」
エンジニアがプロジェクトの企画段階から関わることで、ユーザーがどのようなニーズをもっている人たちなのか、そのニーズを満たすためにどのような仕様にしたらよいのか、開発するサービス仕様の背景を深く理解できます。エンジニアに限らず、チームメンバー全員でターゲットユーザー像に対して共通認識を持つことができれば、全員で同じ方向を向いて納得感をもって開発を進められるようになります。
エンジニア視点で仕様を提案できる
「開発するもの自体の背景を理解しているので、エンジニアから仕様の提案がしやすかった」
エンジニアがユーザーニーズを理解し、どのようなサービスが必要かを考えることで、開発者ならではの視点で仕様について提案できるようになります。それは、プランナーやデザイナーなど開発の知識に詳しくないチームメンバーからは出てこない提案であることが多いでしょう。エンジニア視点での提案が、さらにユーザーニーズに応える、よりよいサービス開発につながっていきます。
UXデザインを始めるコツ
UXデザインに取り組む際に、何から始めたらよいのか? どのように学んだらよいのか? 不安なことがいろいろあると思います。初心者向けに、取り組みやすい方法を2つご紹介します。
ユーザーの声を直接聞く
1つ目は、ユーザー調査を見学して直接ユーザーの声を聞くことです。ユーザー調査には、目的に応じていくつかの手法があり、実施するタイミングもさまざまです。ユーザーのニーズを把握するためにプロジェクト初期に行うことが多いユーザーインタビュー、プロトタイプをユーザーに使用してもらい、使い勝手を確かめるユーザビリティーテストなどが代表的なユーザー調査の手法です。直接、具体的なユーザーの声を聞くことで、ユーザーにとって重要な課題やニーズを実感できるでしょう。
仲間を見つける
初心者でも取り組みやすい2つ目は、一緒にUXデザインに取り組める仲間を見つけることです。UXデザインは基本的にチームで取り組むもので、個人でできることには限界があります。そのため、まずは1人で全部やろうとせず、ユーザー体験を考えることが必要と考えている仲間をチームの中で探すとよいでしょう。見つける仲間の職種は問いません。
まとめ
今回は、エンジニア向けにUXデザインの概要と活用する際の基本的なポイントをご紹介しました。
UXデザインはデザイナーがやるものというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、UXデザインはチームで取り組むことで効果を発揮するものです。エンジニアも積極的にユーザー調査に参加し、ユーザー体験を考える機会を持つようにするとよいでしょう。
