GitHubは11月20日(現地時間)、エンタープライズおよびビジネス向けに「Bring Your Own Key(BYOK)」機能のパブリックプレビュー提供を開始したと発表した。
今回発表されたBYOK機能の導入により、企業や組織はAnthropic、Microsoft Foundry、OpenAI、xAIといった対応プロバイダーのAPIキーをGitHub Copilotへ直接接続し、自社の用途や要件に合った大規模言語モデル(LLM)を利用できるようになった。
この機能を利用すると、接続されたAPIキーに紐づく全モデルをGitHub.comのCopilot Chatや、Visual Studio Code、JetBrains IDEs、Eclipse、Xcodeの各対応バージョンで使用可能になる。
また、管理者は企業全体にAPIキーを追加、組織管理者は組織単位で追加・設定でき、モデルの利用や設定を一元管理できる。なお、API経由の利用分はGitHub Copilotの通常のリクエスト数制限に含まれず、利用料は各プロバイダーの契約に準じて別途請求される。
現時点での制限事項として、BYOKはOpenAIのResponses APIには対応しておらず、OpenAI Completions APIの利用が必須となる。BYOKはGitHub EnterpriseおよびBusinessユーザー向けにパブリックプレビューとして提供されており、詳細は公式ドキュメントで確認可能だ。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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