米Salesforce.comは、まったく新しいビルドシステムとなる「Salesforce DX」のオープンベータ版を、6月28日(現地時間)にリリースした。
「Salesforce DX」は、チームでビルドを行い、継続的デリバリーの表現が可能な、簡単かつオープンで統合された開発者体験(Developer experience:DX)の構築を目的としたビルドシステムで、2016年に開催されたイベント「Dreamforce」においてDev Previewが、2017年初旬には招待制パイロット版が発表されている。
今回、リリースされたオープンベータ版では、Jenkins、Git、Seleniumをはじめ、任意のテキストエディタなどサードパーティ製のツールが利用できるようになったほか、チームコラボレーションおよびコードのモジュール化、柔軟なパッケージ管理が可能になった。
さらに、豊富なAPI群に簡単にアクセスするための新たなSalesforce CLIや、即座に作成/破棄でき、ソースコードからビルドする揮発性環境Scrach Orgsが搭載されている。
このほか、Trailheadには新しいトレイル(コース)として「Get Started with Salesforce DX」が追加されており、バージョン管理システムについて解説したモジュール「Git and GitHub Basics」も用意する。
【関連リンク】
・セールスフォース・ドットコム
・「Salesforce DX」
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